【2026年度新1年生向け!学習の土台をしっかり作っておこう】基礎感覚を刺激するおうち支援6選
こんにちは!
オレンジスクールつくば教室です。
今回は感覚統合をテーマに【基礎感覚】について話していきます。
なぜ学習支援で基礎『感覚』なのか?
学習支援を行う上で、オレンジスクールつくば教室が大事にしていることの一つに
『学習の土台がどのくらい整っているか』があります。
下のピラミッドは人の発達における段階を表したものです。

我々オレンジスクールつくば教室が支援の対象としているのは頂点である『教科学習』ですが、
その土台にあるのは『どのくらい感覚や身体機能が醸成されているか』なのです。
ブログを読んでいただき、「うちならこんなことができるな」「うちの子はよくいろんなものをよく触ってるけど、
そんな意味があったのか」など皆さんの生活の参考になれば幸いです。
基礎感覚って何?

では感覚統合の中にある『基礎感覚』について話していきます。
基礎感覚には3つ、『固有受容覚』 『前庭覚』 『触覚』があります。
これらは近位感覚とも呼ばれ、密接に連携しながら脳の活動を支えています。
ちなみに…
以降の話の中では、肌触りやボディイメージなどの単語が出ます。
なので体に関する内容が多いように思われるかもしれません。
しかし、それらの経験や刺激を蓄積し次回の身体に還元するは脳です。
よって最終的には感覚統合は『脳の活動の1部として役立っていく』といった結論になります。
なので以降の話を読む中では、皆さんがイメージする際には、
手先からの刺激が脳に到達し脳が発達するイメージをお願いします。
3つの基礎感覚

固有受容覚
筋肉、腱、関節にある受容器で、体の位置、動き、力の入れ具合(筋の伸び縮み)を
無意識に把握する感覚。スムーズな動作、力加減の調整、ボディイメージの形成に不可欠です。
例:『消しゴムで上手に文字を消せない』『定規やコンパスを保持しづらい』
こうしたお子様は自分の手先の力加減が苦手であり、固有覚が安定して身についていない可能性があります。
前庭覚
内耳にある前庭器官(三半規管・耳石器)で、重力、頭の傾き、体のスピードや
回転といった動きを感じ取る感覚。平衡感覚や姿勢の維持、眼球運動のコントロールの土台になります。
例:『姿勢が崩れていることに気付きにくい』『疲れやすい』
バランス感覚が安定していないお子様は「今自分が横になっているのか、いないのか」を実感することが苦手であり、
姿勢が崩れていても気にならないといった傾向が見れられます。
触覚
皮膚にある受容器で、圧力、振動、温度、痛みなどを感じる感覚。物に触れたときの肌触りや
形状を識別し、危険を察知したり、情緒的な安心感を得たりする基礎となります。
例:『立体・展開図への理解が難しい』『脳内でサッカーボールとテニスボールの大きさの違いをイメージしづらい』
また触覚は物が触れる感覚=物と肌との空間を感じる力ともいえるため、他者との身体的距離を測るためにも大切な感覚です。
『パーソナルスペースが広いお子様や、狭すぎるお子様』は触覚についてもみていただけるといいかもしれません。
感覚といえば、触覚は五感にも含まれているので皆さんも想像しやすいかもしれません。
一方で、筋肉の動きや重力などについては感覚として意識されることは少ないように思います。
感覚統合ではその言葉の通り、
そうしたいくつもの感覚を脳が『統合』して、環境へ適切に適応する能力が育っていくことを指します。
ここまでは3つの感覚がそれぞれ未発達だった際に、別々に抱える学習への影響を話してきました。
しかし冒頭で話したように3つの感覚の守備範囲は隣り合っており、それぞれに関わり合う形で
脳の活動に影響し合っています。
よって個々に取り上げて支援しながらも、他の感覚も意識した支援が必要なのです。
基礎感覚が絡み合って起きる困難

固有受容覚・前庭覚・触覚がそれぞれに関係しあった時に起きる学習への苦手さにはどんなものが
あるのでしょうか。
固有受容覚×前庭覚
姿勢の維持が困難で学習に集中できない
前庭覚と固有受容覚は、無意識のうちに重力に対する体の位置やバランスを調整しています。
これが未発達だと、安定した姿勢を保つことが難しくなります。
筆圧や力の加減が不安定で筆記が困難
固有受容覚の困難が直接影響し、前庭覚の姿勢の不安定さが加わることで、手先の繊細なコントロールが非常に難しくなります。
前庭覚×触覚
落ち着きのなさや集中力の欠如(感覚変調の問題)
感覚刺激に対する反応が
過剰または鈍感になることで、座学に集中し続けることが難しくなります。
運動や体位変換を伴う学習活動への不安
体勢が大きく変わる動きや、予想外の接触に不安を感じることで、集団活動や体育の授業に消極的になります。
触覚×固有受容覚
環境からの刺激による集中力の低下
触覚と固有受容覚が未発達だと、自分の体や周囲の環境からの刺激を適切に処理できず、
学習内容に意識を向けることが難しくなります。
筆記具や道具操作の不器用さ(微細運動の困難)
適切な力の加減と繊細なタッチの認識が難しいため、手先を使った作業に困難が生じます。
このように学習の困難さにはそれぞれの感覚が絡みあって要因となることも多いです。
そして今回は特に面談時、ご相談内容にもよく上がる『集中力のなさ』についてそれぞれの組み合わせからその要因をあげてみました。
お子様にとって集中力が続かない要因にもさまざまな見方があることや、基礎感覚との関わりが分かっていただけたかと思います。
基礎感覚の重要性
ここまで基礎感覚が未発達であるときの困難さについて話してきました。
お気づきの方もいるかもしれませんが、実はここまで
「九九が覚えられない理由」「文章読解が苦手になる理由」に基礎感覚がどのように作用する話をしていません。
つまりは、基礎感覚の未発達なお子様は、
学習をする準備の段階で学習に対する苦手感を持ちやすくなってしまう傾向にあると言えます。
オレンジスクールつくば教室で学習支援をする際には、学習への苦手感がどの段階から発生しているのかを重要視しています。
例えば、字が上手に書けないお子様が実は力加減が分かっていなかった場合には、活動の中で固有受容覚と触覚の支援も取り入れていきます。
【お家でも簡単!】
基礎感覚を刺激する遊び6案

オレンジスクールつくば教室は机の上での活動が中心なので大きな運動ができません。
そのため、お家でもできる活動をいくつか挙げてみたいと思います。
固有受容覚
①親子でタオルの引っ張り合いっこ
筋肉をたくさん使って伸ばしたり収縮させたりすることで固有覚の発達を促します。
②手押し相撲
相手に反発する力をタイミングよく当てようとする際に、
身体の体幹と腕への力の加減の両方を駆使していきます。その中で固有覚を使用していきます。
前庭覚
①椅子でぐるぐる回ってみよう
お家にある椅子で回転できるものがあれば、お子様を乗せてぐるぐる回してみてください。
目の回る感覚は前庭覚へ多くの刺激が入る活動となります。
②クッションや布団の山登り・転がり遊び
リビングのクッションや寝室の布団を積み重ねて小さな山や坂を作り、子どもに登ったり、転がったりしてもらいます。
上り下りや転がることで、頭の傾きが様々な方向に変わり、前庭覚が強く刺激されます。
必ず大人がそばで見守り、安全を確保してください。
触覚
①手づかみで食べてみよう。
実際にお子様は乳児期には「つかみ食べ」をおこない触感への経験を広げていきます。
そして今の時期にお勧めする理由もあります。
これからの季節なら、焼きおにぎりや肉まん、焼き芋など手を使って食べるものが多く、取り入れやすいからです。
②スライムを作ってみよう。
触感を楽しむ遊びの代表格です。
ドロドロやベタベタをたくさん楽しんでいただければと思います。
【一緒に考えましょう!】
オレンジスクールはアイディアの宝庫です。

オレンジスクールつくば教室には、お子様が学習を好きになる教材や支援方法がたくさんあります。
そしてそれらの下支えとなっているのは、(基礎感覚)感覚統合です。
もちろんそれぞれのお子様、人によっては得意不得意があるし好き嫌いもあります。
作者の私はニットの毛羽立った感覚がどうしても好きではありません。
苦手な物を触って来なかったから感覚の発達が遅れたと捉えるのも間違いです。
そうしたものが苦手であれば別の方法が必ずあるはずです。
例えばスライムを触って手が汚れるのが嫌なのであれば、ゴム手袋をしてみてもいいし、ジップロックに入れて体験することができます。
オレンジスクールつくば教室は、支援のゴールは定めても、それまでのたどり着き方はお子様それぞれ違うと思っています。
そして神奈川県で培ってきた知見が豊富にあります。
これからも皆さんと「そんな方法があったのか」「それならできるかも」を一緒に考えていきたいと思っています!
この記事を読んで興味を持っていただけたら、是非他の記事もご覧になってください。
そしてお子様の発達でのお悩みや学習についてのお悩みなどございましたら、お気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子様の発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気を読むことが難しい
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
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つくば教室の近隣には、竹園西小学校・竹園東小学校・竹園東中学校・吾妻小学校・吾妻中学校・手代木南小学校・手代木中学校・並木小学校・並木中学校があります。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
まずは、市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。
