「後でやる!」を今できるように~先延ばしへのアプローチ方法3選~

こんにちは!オレンジスクール鶴見教室です。
近頃は最低気温が10度を下回る日もあり、朝晩の寒さが一層と増してまいりました。
季節の移り変わりは早いもので、来月はいよいよ師走がやってきますね。
師走といえば、「クリスマス」や「冬休み」「帰省」「年越し」等、毎年たくさんのイベントで慌ただしい時期になることが予想されます。
多忙であるほど時間の流れが早く感じることがありますが、お子さまたちは楽しみを前に「学校の宿題」や「習い事のテキスト」といった課題を早めに終わらせたり、計画的に取り組んだりすることができているでしょうか。
教室では、期限が近い提出物を前にして「やらなきゃいけないのは分かっているんだけど…」「この本を読み終わってから…」「考え始めても気が散っちゃう…」といった気持ちから、なかなか手に付かない姿をお見かけすることがあります。
そこで今回はさまざまな理由から宿題や日常生活で必要なことを、つい「先延ばし」をしてしまうお子さまにアプローチできる、3つの方法についてお伝えしたいと思います。
先延ばしが起きる理由

面倒なこと、苦手なことに取り組むというのは、なかなか気が進まないものですよね。
特性を持つお子さまのなかには、ただ「やりたくない」「面倒だ」という気持ちだけでなく、次の理由によってすぐに行動へ移すことが難しい場合があります。
・何から始めればよいかわからない
・どのくらいの時間がかかるのか想像しにくい
・好きなものや突発的に気になったことへ過度に集中する
・気持ちや行動の切り替えが難しい
私たちは普段の生活で目標や目的を達成するまでにある程度計画を立てて進めていますが、これには脳の「実行機能」という部分が関係していると言われています。
この実行機能が働くことによって、物事に優先順位をつけたり、時間配分を考えたり、ときには衝動的な欲求を自制したりして感情のコントロールを行っています。
ところが、この働きに難しさがあると、いざ取り組もうと思っていても何から手をつけてよいのか分からずに強い不安感を抱くケースや、必要時間の予想が容易ではないため「後からでもいいや」と余裕を持ちすぎることで、先延ばしが発生してしまうのです。
また、環境的にも、気になる音や興味を惹かれるものが目に入りやすい場所で取り組んでいると、本来予定していたことよりも今楽しいほうへ意識が移ってしまいます。
お子さまの行動や言葉は、大きな不安や焦りから来ているのもかもしれません。まずは「先延ばし」をしてしまう理由について、正しく見きわめてあげることが大切です。
アプローチ方法3選のご紹介

①予定を立てて可視化する
「物事の優先順位」を整理するために、「いつ、どこで、何をするか」を一緒に書き出してみましょう。実際に目で見て確認することで、全体像が把握しやすくなり余裕を持つことができます。
その際に、
・期限が近い提出物
・好き、または得意な単元
・ほかと比べて短い時間で終わる問題
といった学習を優先して取り組み、2つや3つほどの少ない予定から始めることで、徐々に慣れていきます。
中期、長期の日数を要するものや締切が少し先になる場合は、カレンダーに期限と取り組み予定日を記したり、終了後はチェックを付けたりして、「終わり」を意識させることも効果的です。
②スモールステップで達成感を味わいやすくする
お子さまが負担を感じるポイントを抑えて、問題の考え方、解き方を変えてみるのはいかがでしょうか。
【書字】
文字を書くことに負担を感じるのであれば、解答欄に丸印を書くだけで良いような選択問題や線つなぎ問題から始めてみる。
【読み】
文章に区切り線を入れる。短い文章から始める。好きなものの話や興味のある内容の文章を取り入れてみる。
【行動の切替】
クイズやゲーム感覚で楽しく取り組めるプリントから始めてみる。プリント1枚の問題数を2~3問に変更し、取り掛かりやすくする。
例えば、教室では取り組みやすい「間違い探し」「クロスワード」「ナンプレ」等から始めることで気持ちを学習モードへ切り替え、そこから算数や国語の学習に取り組み始めるお子さまもいらっしゃいます。
目に見える問題数の多さから混乱する場合は、プリントの下半分をシート等で見えないように隠したり、一度に取り組む問題数を減らして少しずつ慣らしていく方法もあります。
③やる気のスイッチを入れる/環境を整える
取り組み始めるきっかけ作りをサポートすることで、苦手なことへの抵抗感を和らげることができます。
【タイマーを使用する】
①の可視化と重なる部分がありますが、タイマーで時間の感覚を確認しながら取り組むことで、「ここまで頑張る」というゴールが明確になるため、モチベーションを保ちやすくなります。
例えば、お子さまと相談をして、3分ごとにインターバルを組み、3分集中したら同じ時間だけ休憩することで、やる気の切り替えを行いながら学習を進めることができます。
【聴覚/視覚からの刺激を調節する】
周囲の音が気になって目的に集中しずらいときにはイヤーマフや耳栓等の、音を遮ることができるグッズを使用することで、気持ちを落ち着けることができます。
装着したときの感覚が気になるお子さまもいらっしゃるので、そのときは静かな部屋へ移動する、事前に特定の時間のみ気になる音が聞こえる可能性があることをお伝えしておくと、心の準備ができるので、多少負担が軽減されます。
視覚からの情報で、関心がほかへ移りやすい場合には、机には鉛筆と消しゴム、プリント等の必要なもののみ用意し、パーテーションを立てて周囲からの刺激を軽減させることで、集中がしやすくなります。
おわりに

今回は先延ばしが発生する理由と3つのアプローチ方法についてご紹介いたしました。
一見面倒そうにしているときでも、少しずつステップを踏んだり、いつもと異なる方法で提案をしてみると、お子さまが楽しみながらできることがあるかもしれません。
また、優先順位を付けて行動する習慣作りについては学習に限らず、日常での予定管理や身支度の準備、社会生活にも役立ってくるスキルとなりますので、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか。
鶴見教室では今後も、お子さまに寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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