「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の藤沢第2教室(放課後等デイサービス)

特殊音節を学ぼう!

こんにちは!放課後等デイサービスオレンジスクール藤沢第2教室です。

今回のブログでは特殊音節についてお話していきたいと思います。


特殊音節とは?

特殊音節とは、私たちが日常的に使っている言葉の中にいくつも存在しており、ひらがな・カタカナの場合に、文字と音が1つずつ対応していない、言葉の頭に来ることのない音のことを指します。

例えば、拗音(きゅうり)、促音(はっぱ)、長音(おかあさん)、撥音(りんご)などがあります。

それぞれの音の特徴は以下の通りです。

  • 拗音

ねじれる音とも言れています。

「きゃ・きゅ・きょ」「しゃしゅしょ」などの1音節が仮名2文字で表されるものです。

「き」「ぎ」「し」「じ」…等の音に小さい「ゃ・ゅ・ょ」を加えて書き表します。

  • 促音

つまる音とも言われています。

「はっぱ(葉っぱ)」「ねっこ(根っこ)」「らっこ(ラッコ)」と言うように文字と文字の間に小さい「っ」を加えて書き表します。

  • 長音

伸ばす音とも言われています。

「おかあさん」「おにいさん」「おねえさん」と言うように母音を長く引き伸ばす音の事を指します。

  • 撥音

「りんご」「みんな」「ぱんだ」等の「ん」の事を指します。


なぜつまずくのか?

「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」と言うような母音と子音のみで作られている音は、【1音節1文字】で構成されており分かりやすいため習得しやすいです。

しかし、特殊音節は【1音節1文字】と言う規則とは異なり様々な規則があり少し複雑な為、定着するまでに時間がかかると考えられています。

例えば、「きゃ」等の拗音は【1音節2文字】で表されていますし、「ねっこ」等で使われる促音の小さい「っ」は音が無いのに文字が存在しており【1音節1文字】と言う規則とは異なります。

また、お子さんの特性によっては見え方や聞こえ方、構音に不明瞭さがありそれにより誤認識してしまい音と文字が正しく一致していない場合もあります。

会話の中ではつかっているけれど書くことには苦手感があり、中には高学年になっても未定着だというお子さんもいます。


学習方法

どこにつまずいているのかはお子さんによって様々なので、一人一人に合ったアプローチが出来るように教材をご用意しています。

最初から補助やヒントが無いプリントに取り組んで誤答が続くと苦手感が強くなり、「やりたくない」となってしまうお子さんもいます。

そのため初めの方は、選択肢やヒントのある、お子さんの段階に合ったプリントを用意しスモールステップで学習を進めることを心掛けています。

当教室で【構音が不明瞭で音と文字を誤認識している】【拗音の「ゃ・ゅ・ょ」の使い分けや促音を書く位置でつまずいている】お子さまに向けて実際に使っている教材を紹介します。

  • 構音が不明瞭で音と文字を誤認識している

①音と文字の一致を図る

「ぎゃぎゅぎょ」「じゃじゅじょ」の発音が苦手で「ぎゅにゅう(牛乳)」を「じゅうにゅう」、「きんぎょ(金魚)」を「きんじょ」と発音し、発音した通りに「じゅうにゅう」「きんじょ」と記入するというようなお子さんがいます。

読み間違えた際には正しい読み方をお伝えしていますが、その他にも指導員が読み上げた言葉にあう文字を選択肢から選び記入するプリントです。

②正しい方を選ぶ

また、「じゃじゅじょ」と「ぎゃぎゅぎょ」が混同してしまうというように、間違いやすい傾向が明確なのであれば、よく間違える言葉を選択肢にあえて入れます。

正しいものと誤っているものを見比べることで正しいものと正しくないものの区別がつきやすいですし、自分がどんなところで間違えるのか気付きやすいです。

  • 拗音の「ゃ・ゅ・ょ」の使い分けや促音を書く位置でつまずいている

①イラストと言葉の線結び

最初の1文字は分かっているがその後に加える小さい「ゃ・ゅ・ょ」を使い分けることが出来ない(「きゃべつ」の「き」分かるがその後に続く文字が「ゃ・ゅ・ょ」のどれか分からない)お子さんに向けです。

「きゃきゅきょ」や「しゃしゅしょ」などの混同しやすい行ごとまとめてありますので、使い分けてもらいます。

「あ、きょうりって書いていたけどきゅうりって書くんだ」と言うように気付く機会にもなります。

②小さい文字「っ・ゃ・ゅ・ょ」を加えて正しく言葉を書く

どこで伸ばすのか詰まるのかわからなくなり、語順がバラバラになることがあります。まずは1文字加えて言葉を完成させるところからであれば取り組みやすいです。


最後に

今回は、特殊音節についてや実際にどのようなアプローチを行っているのかお話をしました。

人によって特性や課題が異なるので様子に合わせて学習方法を選んでいきたいです。

今後もひとりひとりに寄り添った支援を行ってまいります。

 

 

 

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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。

・準備や時間管理が苦手

・空気がよめない

・こだわりがあり学習にも偏りが多い

・意外なことで突然癇癪を起す

・不登校で勉強が遅れている

・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手

放課後等デイサービス オレンジスクール藤沢第2教室

【TEL】0466-47-6936【MAIL】fujisawa2@orangeschool.jp
 

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