書字を安定させる要素
字が不安定だと、学校でのテストで△になってしまったり、何度も書き直しを受けてしまうことがあります。
しかし、「もっとていねい字を書きなさい」と言われたり、書き直すように言われてもお子様がイライラしてしまったり、集中力が欠けてしまいます。
そんな難しい書字への支援ですが、今回は遊びや道具を使った書字に必要な要素を獲得する方法をご紹介したいとおもいます。
字を書く時に必要な要素
文字を書くという動作の中にはこのような要素があります。
・手でペンを動かす「手の感覚」
・鉛筆や、字の大きさを見る「目の感覚」
・姿勢を安定させるための「バランス感覚」
この3つの感覚が合わさることで我々は普段、文字を書くことができています。
文字を書くことが苦手なお子様は、このような感覚が入りづらいため、遊びの中や環境を調整することで文字を書きやすくすることが大切になってきます。
手の感覚を養う方法
字を書く時に必要な感覚を養う方法として、藤沢第2教室ではザラザラ下敷きを用意しています。
ペンで紙に字を書く時に「ざらざら」や「がたがた」した感覚が入り、文字を安定させることが出来ます。
またお子様によっては、学習時に鉛筆の持ち方を指導員がチェックをして学習に取り組むようにしています。
ご家庭でも、おりがみやビーズなどの手先をつかった遊びや、高学年のお子様にはジェンガなどの指先をつかう遊びを家族で取り組むことで、遊びながら手の感覚を養えると書字をするための感覚を養うことが出来ます。
目の感覚を養う方法
目の感覚を養う方法として、ビジョントレーニングがあります。
ビジョントレーニングとは、目を動かす運動や、間違い探しのようなパズルを通して、視力ではなく”見る力”を養うトレーニングになっております。
藤沢第2教室では、お子様によっては集中力や書字を安定できるようにビジョントレーニングをしてから学習に入るようにしています。体と同じように目も準備運動をすることでその後の働きがより良くなると言われており、文字の大きさを整えたり細部の見落としに気が付くことが出来ます。
体の感覚を養う方法
体のバランス感覚を養うことで姿勢が安定し椅子にしっかり座ることができ、字も安定して書くことができます。
バランス感覚を養う方法として、腹筋やスクワットなど下半身を鍛えることで獲得できるとされています。
しかし、普段から運動をしない子供たちの場合、毎日腹筋をしたりトレーニングをするのは難しい場合があります。
そこで、お勧めなのがバランス遊びを活かしたバランスボードやバランスボールです。
バランスボードはボードの上に立ってシーソーの様に体を左右に揺らしたり、ブランコの様に寝そべって遊ぶことで体幹を養うことができます。
バランスボールはボールに寝そべって遊んだり、椅子の代わりに座って遊ぶことで室内でバランストレーニングをすることができます。
普段から家でバランス感覚を鍛える遊びをすることで、体のバランスを調整する前庭覚(平衡感覚)と筋肉の動きを感じ取る固有受容覚が育ち書字や姿勢を安定させることが出来ます。
まとめ
このように、字を丁寧に書けるようになるには机の上だけでなく普段の生活の中で「手の感覚」「目の感覚」「バランス感覚」をお子様の無理のないように取り入れていくことで字を書くための基礎を鍛えることができます。
学習をする人際には無理なく遊びの要素や環境から少しづつアプローチすることで、ご家庭とお子様への負担を減らし、字を書くことへ前向きに向きあえればと思います。
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