話し合い活動について学ぼう
最近保護者様からこのようなご相談を受ける機会が増えてきています。
「高学年になり、話し合い活動などがあり、中々自分の思いを考えることが難しい。」
「話し合い活動で自分に役割があるとなった際にその役割をどう担っていいかわかっていない。」
「相手の意見を聞き入れるということが難しく、また自分の意見を伝えることも難しい。」
教室では、ご自身の思いや考えなどを整理することや話し合い活動をどうやって進めていけばいいかを一緒に考えていく機会を設けております。
どうして話し合い活動が増えているの
近年、指導要領の改訂により、よりご自身の思いや考えを発信すること、またその考えをもとにディスカッション等をし、相手の意見などを参考にしさらに考察を深めていく機会が増えてきました。
さらに授業の中でご自身の思いを文にしたり、話し合いをしたりする時間が以前よりも設けられるようになりました。
それは学習指導要領の改訂により、
- 周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業に
- 自分の学びを振り返り、次の学びや生活に生かす力を育む授業に
参考文献:「文部科科学省」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm#section4
を意識して、どうしてこう考えたのか、相手はどう思っているのか、ご自身で考えたことについて、発表する機会などを経て、今後の学習に活かしていくことが重要とされています。
ご自身の意見を考えてみる
いきなり、何か自分の意見を考えましょうと言われても、それについてよく考えたことがないからわからない、また自分の意見とはどうやって書いていけばいいのかわからないという方が大半です。
そのためまずは自分がどう考えているのか、理由づけをして考えてみることから始めていきます。
教室では意見文のプリントを活用し、2択でそのお題について良いか・悪いか、賛成か・反対かを考える課題を準備しています。
どちらか一方を選ぶことができたら、それを選んだ理由について考え、どのように文章で表現すればよいかを一緒に学んでいきます。
パッと見た際に文字数が多く嫌悪感を示すお子様が多くいらっしゃるのですが、指導員と一緒に相談をしながら取り組むことで、段々と慣れていきます。
今では「これ得意なプリントだから先にやる!」と言ってくださるお子様もいらっしゃいます。
実際に話合い活動をする際を想像して、技法を学ぶ
話し合い活動をやろう!と言っても、中々実行することができる人は数少ないと思います。
そのためどんな話し合いの方法があるかをパソコン等で調べていただきながら、調べ学習を通して学んでいただく機会を提供しています。
ご自身でパソコン等を使って調べることで、ただ聞くだけでなく、ご自身で考えて知識を入れるという作業ができるため、新たな知識の獲得ともなります。
また調べた内容については、指導員と口頭で会話をし、まとめ等をすることで、再度ご自身で調べたり、考えた内容を検討することができます。
学級会などの話し合い活動を想定してみよう
様々な技法を調べて知ったり、またご自身の考えや思いの伝え方を学んだところで、実際の話し合い活動について考える機会を設けていきます。
①実際の学級会・話し合い活動を想定して考えてみる
実際に学級会などがあった際にどうやって進めていくべきか、またどのような道筋があったら話し合い活動をしやすいかを一緒に考えていく機会を提供しています。
どんな役割があるのか、どのような流れで進めていくのか、などを指導員と学び、その中で疑問等があった際にすぐに解決できるようにしています。
学級会などがあった際に教室で取り組んでるプリント通りにいくとは限りませんが、大体の枠組みがわかっているだけでも、急に学級会・話合い活動をしましょうと言った際に混乱することなく、活動をする心構えを持つことができると思います。
② もしこのような議題があったらどう考えるか
大体の学級会・話し合い活動について慣れてきた際には、実際にテーマに沿ってご自身の思いや考えを整理していきます。
例えばゲームの時間制限について今回はテーマに考えていきました。
「制限するか・しないか」両者の立場に立ってどのような意見が出るかを検討し、またご自身はどのように考えるかを整理していくことで、反対か賛成かではなく、相手の意見を聞き入れながら、様々な意見を考える機会が与えられます。
学級会や話し合い活動の疑似体験をすることで、どうやってご自身の思いや考えを整理したらいいか、また実際にご自身が学級会等を担う立場になった際にこの体験をもとに活動を進めていくことができると思います。
ご自身の思いや考えを伝えることの大切さ
中々普段ご自身の思いや考えを伝えることは難しいと思います。
ましてや話し合い活動などの改まった場所で、ご自身の考えを伝えるというのは、億劫になってしまうことが大人でもあると思います。
そのためオレンジスクールでは、指導員と対面でわからないことがあったらすぐに聞くことができる環境を整え、思いを伝えることが難しい場合にはどうやって伝えたらいいかなどを一緒に学んでいきます。
いつでも思いや考えなどを伝えることができ、安心して活動することができる場所を今後も提供していき、お子様たちが有意義な時間を過ごすことができるように支援を行っていきたいと思います。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
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※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
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※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。