計算が苦手な子への学習支援
こんにちは。オレンジスクール小岩教室です。
9月も終わりに近づき肌寒くなってきましたが、
みなさま体調などは崩されていませんか?
オレンジスクールに来ているお子さん達も
新学期が始まりピカピカの教科書やドリルを
もらってきて嬉しそうに見せてくれます。
計算ドリルなどを見ると、数字が大きくなり
くり下がりなども複雑になってきています。
今日は、小岩教室で行っている計算が苦手な子に
対する視覚的な学習支援をご紹介します。
10のまとまりをつくろう!
たとえば2+2の場合。
数量が想像しやすい為、
頭の中で数字を操作したり
指を使って計算をすることができます。
しかし答えが10以上になる計算の場合。
指が足りなくなり、なかなか上手くできない子が多いです。
そんなときに活用するのがこちら!
マグネットシートに油性ペンでマス目を書いて
ボードにペタリ。色のついている
丸いマグネットを使用します。
例えば9+6の場合。
赤のマグネットを9個。
黄のマグネットを6個用意します。
そして、マス目に合わせて10のまとまりをつくります。
答えは15となります。
10のまとまりがあるので
わかりやすいですね。
これにより、
今までは頭の中で操作していた数字を
目で見て捉えることができます。
足し算はマグネットを増やす、引き算は減らす、
という数量の理解にもつながります。
10のまとまりが上手く理解できないときは…
このように初めに5のまとまりをつくって、
2つが合わさると10になるんだよ、と
教えるのもいいかもしれません。
くり下がりの引き算
引き算のひっ算を勉強したとき、
みなさんはどのように小学校で習ったでしょうか?
わたし自身も思い返してみると
『となりから、10を借りてくる』と教わりました。
しかし、『借りてくる』という
抽象的なコトバからか、実際に数字が
どのように動いているかわかりづらいですよね。
そんなときにもこのボードが活躍します!
たとえば、21-3の場合・・・
マーカーで10の位の部屋、
1の位の部屋をつくります。
そして・・・・
10の部屋から文字通り「借りて」きます!
このように実際の数字の動きを
目で見ることができます。
そして『借りてきた』10のまとまりから
3つのマグネットを減らすことができるので
答えは18。くりさがりがどのような仕組みに
なっているのかも理解がしやすいと思います。
なによりこのボードは自分自身で動かすことが
できるので、直感的な、遊びのような感覚で
進めていくことができます。
慣れてくると自分ですべて準備をして
宿題を終わらせている子もいます(^^)
自分の力でできる、という達成感にもつながりますね。
少しでも本人の負担が軽く、楽しく勉強ができるように今後も視覚的なわかりやすい支援を充実させていきたいと思います。