重大事故を防ぐための取り組み~ヒヤリハット~
こんにちは。オレンジスクール藤沢第2教室です!
いよいよ、今年度も残りあとわずかですね。
卒業や進級が近づいてきました。
季節の変わり目や行事が多くなってくると楽しみな気持ちはもちろんですが、先の見えない不安な気持ちも生じてきます。
元気に新生活を迎えられるように、来年度に向けての気持ちの整理や準備をしながら残りの日々を楽しんでいきたいと思います。
ヒヤリハットとは?
ヒヤリハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例のことを言います。
文字通り思いがけない突発的な出来事やミスにヒヤリとしたり、事故寸前のミスにハッとしたりすることを指しております。
アメリカの損害保険会社に所属していたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが、労働災害5000件について調べた結果、導き出した法則として「ハインリッヒの法則」というものがあります。
「ハインリッヒの法則」とは分析により導かれた労働災害の発生比率のことで、
1 件の重大事故の裏には29 件の軽微な事故と300 件の無傷事故(ヒヤリハット)があると考えられています。
こういった複数のヒヤリハットを見逃さずに共有し、事前の対策や危険の認識を深めることで、重大な事故を未然に防ぐことができます。
自分自身が感じたものだけではなく、目撃したヒヤリハット、こうなるのではないか?と起こる前に予測したヒヤリハットも有効です。
ヒヤリハットの原因
放課後等デイサービスの事業所で起こりえるヒヤリハットの原因について考えてみると、
- お子さんの特性
- 環境
- スタッフ
の3つがあげられます。
事業所の性質上、お子さんの特性に起因したものが特に多いですが、その分対応も難しくなってきます。
そういった場合にはお子さんの行動について分析し、ヒヤリハットが発生してしまった時にどんな対応がよいのかを検討していきます。
子どもの行動を分析するには
行動の分析をするにはどうしてその行動をしたのかの理由を明確にし、整理をしていきます。
まずは事象を「きっかけ」「行動」「結果」の3つのフレームに分けて考えます。
例えば
AくんがBくんの好きなおもちゃで遊んでいた(きっかけ)
BくんがAくんを突き飛ばしてしまう(行動)
Bくんは好きなおもちゃで遊ぶことができた(結果)
という事象があったとします。
Bくんにとってこの結果は「良いこと(良かったこと)」として成立しています。
そのため今後もBくんは良い結果を求めるためにお友達に対して不適切行動をしていく可能性があります。(強化)
そういった行動を軽減していくには「代替行動」を提案していきます。
基準としては
- お子さんが簡単にできるか
- 日常的に強化されやすいか
という部分に着目し、「先生に動作サインで要求をする」「友達に貸してと伝える」「空くのを待つ」等
様々な方法が考えられますが、お子さんの段階に合わせて伝え方、出来るかについても検討していきます。
お子さんの行動には何かしらの「理由」が隠れており、ご家庭や日常生活にも「ヒヤリハット」は潜んでいます。
重大事故を起こさないように日頃から意識をして生活していきたいですね。
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※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。
M.F