手元から学習を工夫しよう
こんにちは、オレンジスクール東戸塚第3教室です。
三月も後半に入り、いよいよ進学や進級の時が近付いてきました。新しい出会いや出来事への期待をいっぱいに抱いて、四月を迎えられるようにしていきたいですね。
さて、今回は学習とは切り離せない「文房具」についてのお話です。
■ 学習と文房具
最近はパソコンやタブレット端末を使ったデジタルでの学習機会がぐっと増えています。けれども、鉛筆や消しゴムを使った学習もなくなるわけではありません。
紙と鉛筆を使った学習を進める中で、どんな文房具を使うかは大切な要素の一つです。「家にあったから」「可愛いから」といった理由だけではなく、機能性にも目を向けることで、使いづらさやそれによるストレスの軽減へと繋げることができます。
教室では、持参するのを忘れてしまったお子様や学習内容によって必要になった場合等に、文房具の貸し出しを行っています。その一部をご紹介します。
■ 文房具の紹介とポイント
<鉛筆>
鉛筆を選ぶ際のポイントは「芯の硬度」と「軸の形」にあります。
小学校ではほどよい柔らかさと濃さを持つBや2Bが使われています。特に筆圧が弱い場合にはより少ない力で書ける4B~6B、学年が上がれば一般的な高度であるHBやFもおすすめです。
また、軸の形は三角形や六角形が使いやすいとされています。理由としては、平らな面でも転がりにくいこと。鉛筆を握るときには親指・人差し指・中指の3点で支える必要があるため三の倍数の面を持つものが手にフィットしやすいといえることが挙げられます。
<消しゴム>
消しゴムには、天然ゴムとプラスチックでできている物の二種類があります。教室にあるものもそうですが、定番はプラスチック製のもので、力を入れずとも軽い力でしっかり消すことができるのが特徴です。
<はさみ>
手の小さな子どもにとって、大人が使うはさみを扱うことは難しいことがあります。一回り小さな子どもサイズの物を使うこと、利き手に合わせた物を用意することで、切る作業への負担を減らすことができます。
<のり>
教室では色付きのスティックのりを使用しています。塗った場所に色が付き、可視化されることによって、塗りムラや塗り残しを防ぐことができます。
<コンパス>
コンパスを使って円を書く際には、針を下に押さえ、コンパスを傾け、回転させるという、三つの作業を同時に行わなければなりません。そのことから、苦手意識を持つ子も少なくありません。一つずつの手順を一緒に確認しながら練習する他、「くるんパス」の使用もおすすめです。こちらは力加減を調節する必要がないため、手先に不器用さがあってもきれいな円が書けます。
<カラー下敷き>
視覚が過敏な子にとっては、ノートやプリントの白さに眩しさを覚えることがあります。
紙自体にほんのり色がついていることで変わることもありますが、それが難しい場合には、色つきのクリアファイルや下敷きを重ねることで見やすくなることがあります。人によって見やすい色や彩度は変わってくるため、様々なものを試してみることも大切です。
<カラーバールーペ>
カラーバールーペは、文字を読み取るときに使用するアイテムです。センターのカラーラインと文字を重ねることによって、視線をそこに集中することができ、文字を読み取るための補助になります。ラインの色も様々なものがあるため、自身の見やすい色を選ぶことができます。
■ 終わりに
今回は学習の中でも、文房具についてお話をしました。 好きなキャラクターやお気に入りのデザインを選んでモチベーションを上げることも大切ですが、使いやすい道具を用意して、少しでも学習の負担感を減らせればと思います。
また、過去のブログでは、ご自宅での学習環境を整えるための「傾斜机とパーテーション」についての紹介もしています。よろしければこちらも併せてご確認ください。
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自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。