視覚からサポートするー声のものさし
オレンジスクール小岩教室の戸塚です。
暑い日が続きますが、みなさま体調など崩されていませんか?
今回は絵カードを使った視覚サポートの取り組みについてご紹介します。
声が大きすぎる子に
子どもたちの中には
- 気持ちが高揚して楽しい気持ちになった時、
- 自分に注目してほしい時、
- なにかを訴えたい時、
などに
上手く自分をコントロールできずに大声を出してしまうことがあります。
こういったときに「静かにしてね」と声をかけても、
いま自分がどれくらいうるさかったのか、
静か、とは具体的にどれくらいなのか、
わからないことがあります。
「声のものさし」を使って・・・
みなさんは「声のものさし」というものはご存知ですか?
いろいろなタイプのものがありますが、声のボリュームをわかりやすく数字やイラストで示したものです。
小岩教室では
現在5種類の絵カードを使用しています。
声が大きかった子に対して
「いまは、この『おおきなこえ』だったね。
次は、この『となりのひとにきこえる』くらいの声でお話してみようね」という風に
いま自分が大きな声を出していた、ということと
次はどれくらい小さくすればいいのか、を
イラストと一緒に示すことで理解がしやすくなります。
目に見えず、伝えづらく教えにくい声の大きさ。
絵カードを使って伝えていくのも一つの手段になると思います。
動物を使ったかわいらしいものやシチュエーションの段階もさまざまですので、
その子に合った「声のものさし」が使えるとよりよい効果が見えると思います。