児童発達支援とは?~早期療育の必要性~
こんにちは、オレンジスクールピコ溝ノ口教室の高橋です。
ぐずついた天気が続き、澄み渡る五月の空を見て気分を晴れやかにしたい気持ちですね。
前回のブログでは新規開校に伴い、オレンジスクールピコはどんな事業所かを紹介させていただきましたが、今回は「児童発達支援」について詳しく説明させていただきます。
始めに
子育てをしていると、つい他のお子様と比べて自分のお子様を見てしまうことはありませんか。
“うちの子どもは発達に遅れがあるのではないか”
“なぜ語彙が少ないのだろうか”
“一人遊びばかりで、友達の輪に入らない”
“小学校で学習についていけるだろうか”
など様々な悩みを抱えている保護者の方も少なくないと思います。
そこでぜひ、保護者の方に「児童発達支援」を知っていただきたいと思います。
児童発達支援とは?
児童発達支援は、児童福祉施設として定義された「児童発達支援センター」と「児童発達支援事業所」の2種類に分けられています。対象児童は、発達に課題のある未就学児(小学校入学前の6歳児まで)のお子様をお預かりして、発達支援や自立支援、機能訓練を行い、一人ひとりのお子様に合った支援を行うことを目的とした施設です。また、手帳の有無は関係なく、区市町村で申請を行って取得する「受給者証」を発行することで、1割の自己負担で支援を受けることが可能です。しかし、利用日数に上限があるため、決定した利用日数に合わせて契約した事業所と相談をし、利用回数を決定する必要があります。
児童発達支援の種類
児童発達支援センター:地域の中核的な療育支援施設
〇日常生活の基本的な動作の支援
〇集団生活の適応訓練・知識技能の付与
〇地域支援:保育所訪問支援・障害児相談支援
〇医療機能:治療の提供
児童発達事業:利用障害児やその家族に対する支援を行う身近な療育の場
〇日常生活の基本的な動作の支援
〇集団生活の適応訓練・知識技能の付与
児童発達支援事業の利用方法(川崎市の場合)
周辺地域にある児童発達支援事業所に問い合わせを行い、事業所の見学・体験を行う。
↓
川崎市役所の障害保健福祉課に必要書類を揃えて、利用申請を行う。
↓<事業所利用の意向を伝える>
受給者証の交付
↓
事業所と利用契約
↓<月間利用日数の決定>
利用開始
費用
児童発達支援は、障害児通所給付費の対象となるサービスのため、受給者証を発行することで国と自治体から利用料の9割が給付され、1割の自己負担でサービスを利用することができます。しかし、前年度の所得によりひと月のご家庭負担上限額が決定するため各家庭で負担額が異なります。
・生活保護受給世帯・市町村民非課税世帯:0円
・市町村民税課税世帯(年収が概ね890万円以下の世帯):4,600円
・上記以外(年収が概ね890万円以上の世帯):37,200円
※ご家庭には、利用日数に応じた1割負担分の利用料負担額を請求しますが、利用日数が多い場合でも上記以上の料金負担はありません。
早期療育の必要性
現在、全国の小中学校の通常学級に在籍する児童のうち、“人とうまくコミュニケーションが取れない”“学習についていけない”などの発達に課題を抱える児童は6.5%に上ることが文部科学省の調査で分かっています。しかし、ほとんどの児童が特別な支援を受けていないのが現状です。
“小学校に上がる前に支援を受けていたら・・”
“小学生のうちから支援を受けていたら・・”
もっとお子様の可能性を引き出すことができていたかもしれません。ぜひ、「児童発達支援」の支援内容を理解していただき、「早期療育」の検討をしてみてはいかがでしょうか。
最後に…
このブログを読んで「こんな施設があったのか。」「もっと詳しく知りたい。」と思っていただけましたら、お気軽にご相談ください。
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
【TEL】044-822-2221
【MAIL】pico-mizonokuchi@orangeschool.jp
【問い合わせ】児童発達支援 オレンジスクールピコ溝ノ口教室
【アクセス】田園都市線「溝の口」駅 徒歩9分
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