ワーキングメモリを使う遊び
こんにちは!オレンジスクールピコ東戸塚教室です。
ワーキングメモリという言葉をご存知ですか?私たちは、日常のあらゆる行動や作業で、ワーキングメモリという脳の力を使って生活しています。
ワーキングメモリってなあに?
ワーキングメモリは作業記憶、作動記憶とも呼ばれています。
何かをするときに、
〇必要な情報を記憶から取り出し、同時にその情報の処理をする。
(この記憶は今必要か、不要か、優先順位を判断し処理する。)
〇目や耳から入る情報を短期的に記憶にとどめ、同時に情報を処理する。
〇不要な(不要になった)情報・記憶は排除していく。
等の役割があります。
例えば・・・
〇12+25-8の暗算をするとき・・12+25=37を頭の中で計算・保持した状態で、8を引く。
〇相手の話した内容を頭の中にとどめながら、次の言葉を考え会話を進める。
〇黒板に書いてあるものをノートに写す。
〇周囲に色々な音があっても、先生の話を聞く。
〇ゲームをしたいけど、もうすぐテストだから最重要である勉強に集中する。
・・等々、日常のあらゆる行動や判断に影響しています。
そんなワーキングメモリに課題があると・・
〇簡単な計算が暗算できない。
〇聞いたことをすぐに忘れてしまう。
〇集中や持続が困難。
〇ちょっとした雑音でも注意がそれやすい。
〇友達の名前が覚えられない。
〇約束を覚えていられない。
などの困りごとがでてきます。
支援の方法例は・・・
〇紙を使って計算をするよう促す。(筆算でできるならそれでOK!)
〇メモを活用する。
〇注意や集中を促してから話し始める。
〇言語指示は簡潔にし、一度で理解できない時は指示を繰り返す。
〇絵や図、見本を補助的に見せる。
などがあります。
簡単にできるワーキングメモリを使う遊び
簡単でおすすめなものは、「数唱」と「逆唱」 です。(お教室でも取り入れています。)
「1、3、9、5」と唱えて、子どもに繰り返してもらう、 あるいは、逆から唱えてもらう、というものです。
これを音声だけで行うと「聴覚的ワーキングメモリ」、 紙や黒板などに書いて示して、紙に書いてもらう、というやり方でやると、「視覚的ワーキングメモリ」 のトレーニングになります。
神経衰弱 ・ナンジャモンジャ ・聖徳太子ゲーム なども、楽しみながらトレーニングができますよ。
補足・・・
ワーキングメモリは、まだ訓練で機能が上がるかは研究では判明していません。 ただ、女性は家事や育児など同時処理的な仕事が男性より多い傾向があるため、ワーキングメモリが高いと言われているので、『慣れ』というのは一定数あると思われます。これからも楽しみながらトレーニングしていきたいと思います(^^)
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