「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)

苦手な図形問題の対策法

皆様は学生時代、算数や数学で苦手な単元はありましたか?

教室ではお子様達から「図形は苦手」「展開図が難しい」といった声をよく聞きます。

教室に通うお子様の中でも算数の「計算問題が得意!」でも、図形問題は苦手とするお子様が一定数います。

図形問題は学年が上がれば上がるほど、複雑な図形になり応用問題の幅も増えるため、苦手意識が更に高まってしまうことも…。

高校や大学の入試問題にも、図形に関する問題は出題されますので、早い段階で苦手意識を克服できるよう、対策をしていきたい単元です。


図形に対して苦手意識を持つ理由

どうして図形問題に苦手意識を持ってしまうのでしょうか。

図形問題の苦手意識を持つには大きく2つの理由があります。

図形に関する用語・性質が曖昧

図形には1つ1つ決まった性質や特徴があります。性質を覚えることは、図形問題を解くためのツールを手に入れることですので非常に重要です。ここがお子様にとって最初のハードルです。

用語や公式を丸暗記できたら次の段階として、「使う」という難しさがあります。せっかく暗記をしていても、上手に知識を利用できないと、問題の輪郭は捉えられるけど道筋が立たないというもったいない結果となってしまいます。

イメージができない

図形に関する用語や性質を正しく理解できるお子様でも、空間を認知する力(空間認知能力)が弱いお子様がいます。

空間認知能力とは、空間にある物体や情報の位置・形・向きなどを認知する力のことを指します。

この能力が高いお子様は図形問題だけでなく、物事の全体像を速やかに把握できるため、算数以外の科目にもプラスに影響します。

図形問題の中でも「立体」の問題は、用紙に描かれている平面上の図から、見えない辺や面、奥行きといった部分を想像しなければならないため、特に空間認知能力が必要とされます。


学習法

図形問題への苦手意識を軽減させるためには、どういった方法があるのか紹介します。

図形を描いてみる

上記でもお話ししたように、図形問題を解く上では、公式だけでなく用語や性質を理解し、覚えることは大切です。

作図をすることは、図形の性質を覚えるのに大変有効です。

作図の際には、辺の長さや角度など、図形の特徴を意識しながら描くため、作図の練習を重ねていくうちに、描いている図形の特徴を自然に覚えることができ、図形の理解へと繋がります。

また問題の中で作図をする場合は、問題文に書かれている角度や長さ等の情報を必ず書き込む(メモする)習慣をつけることが大変重要です。

メモすることで情報を整理することができ、答えを導き出すきっかけとなるからです。

少し手間に感じるかもしれませんが、問題を解く際、作図をする習慣をつけていくことが大切です。

模型に触れてみる

視覚的な情報だけでなく、実際に模型に触れることで、触覚も同時に刺激され、より理解を深めることができます。

特に具体物(実際の物)を活用する事は奥行き等の見えない部分も手と目で形を確認することができるため、頭の中でもイメージがしやすくなります。

鶴見教室では、立体図形の問題が苦手なお子様に写真のマグフォーマー等を用いて、辺や面の関係性を説明します。

マグフォーマーは立体の性質を学べるだけでなく、「展開図」の問題を解く際に、頭の中でイメージしづらいお子様の補助具としても有用です。

身の回りにある物(お菓子の箱・ボール・コップ等)を触りながら、形を確認する方法も良いでしょう。

身近な物は普段から触れる機会が多いため、イメージがしやすく、感覚を養うことができます。

遊びながら学ぶ

図形は遊びながらも学ぶことができます。

学ぶことができる遊びは次のようなものがあります。

  • パズル
  • お絵描き
  • 工作
  • 折り紙
  • LEGO
  • 粘土

これらは「平面図形」「立体図形」それぞれの図形を理解し、図形を捉える力を育む遊びです。

特に折り紙は「平面」と「立体」の両方に触れることができます。折り方によって形が変化していくのを確認できる遊びなので、上記の中でもお勧めです。

また、折り紙は小学校6年生の算数でつまづきやすい「対称な図形」についても、学ぶことができます。


まとめ

図形はテキストやプリントなどから学ぶこともできますが、遊びの中で楽しみながら自然に身につけることもできます。

ご家庭でもお子様と一緒にどんな学習方法が良いかを考えてみてはいかがでしょうか。

鶴見教室では今後も、お子様達に合った学習の方法を模索し、支援を行っていきます。

お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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【オレンジスクール鶴見教室】

TEL:045-633-4822

FAX:045-633-4821

〒230-0051

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