「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)暑い夏を乗り切ろう!~3タイプ別・熱中症対策~

暑い夏を乗り切ろう!~3タイプ別・熱中症対策~

7月に入り、暑さがいよいよ本格的になってまいりました。

ここ最近の鶴見教室では、ご来室されるお子様たちから

「今日はいちだんと暑かったよ~。」

「見て!でっかい水筒を持ってきたよ!」

「あまりにも暑くて、ネッククーラーを巻いてきました。」

といった『暑さ』に関するお話がよく出ており、夏本番の訪れを感じる今日この頃です。

さて、そんな今回は『お子様が熱中症にかかりやすいケース』を3タイプに分けて「かかりやすい原因」に触れながら、それぞれに合わせた「熱中症対策」をお伝えしていきます。


ケース1:汗をかきにくい

――「身体が熱いのに、汗をかいていない」

お子様にこんなご様子が見られたら、それは自律神経機能のはたらきがスムーズにいっていないサインかもしれません。

人間の身体には「体温調節機能」が備わっており、さらにその機能を助けているのが「自律神経機能」です。

本来、人は暑さにより体温が上昇すると、自律神経が身体全体に発汗の指令を伝えるはたらきをします。

この「発汗」が体温調節にはとても大切です。それは、汗が蒸発する際に身体から熱を奪い(これを「熱拡散」といいます)、体温を平常に下げることができるようになっているからです。

ところが、自律神経のはたらきがスムーズでない場合、体温は上昇しているのに発汗の指令がうまく身体に伝わらず、どんどん身体に熱がこもってしまうことになります。

自律神経を整えてくれる脳内神経伝達物質としては「セロトニン」が挙げられるのですが、発達障害の特性をもつお子様や、日ごろストレスを感じやすいお子様の場合は、この「セロトニン」が不足しやすいといわれています。

そのため自律神経が乱れやすく、「汗が出にくい」「身体に熱がこもりやすい」ということに繋がりやすいのです。

では、上記のようなケースでおすすめの方法をご紹介します。

  • 冷感タオルや冷却シート
  • ネッククーラー
  • こまめな水分補給
  • 半身浴
  • 胃腸を温める食事

冷感タオル冷却シートネッククーラーは、身体にこもってしまった熱を冷やし、体温を下げることに役立ちます。

また、そもそも身体にしっかりと水分が入っていないと汗をよりかきにくくなってしまいますので、こまめな水分補給も大切です。

「半身浴」「胃腸を温める食事」は、外出から帰った後に行う「習慣的な熱中症対策」としておすすめです。

どちらも、身体を芯まで温めて汗を出やすくする効果があります。

余談ですが、最近の熱中症対策の考え方として「暑熱順化」というものも広まってきているようです。

暑熱順化とは、本格的に暑くなる前から「適度な軽い運動」「入浴」などを始めて、数日~2週間ほどかけ長期的に身体を暑さに慣らしていくことです。

暑熱順化ができている状態ですと、血流が良く、汗をかきやすくなっているため、熱拡散がしやすくなります。

 日ごろクーラーのよく効いた場所で過ごすことが多く、暑さに不慣れなお子様の場合は、無理のない範囲で意識してみることもおすすめです。


ケース2:服装にこだわりがある

――「子どもが、同じ素材や形の洋服ばかりを好んで着たがる」

このようなご経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

発達障害と熱中症のかかりやすさの関係性において、もう一つ注目しておきたいのが「ASD(自閉スペクトラム症)」の代表的な特性である「こだわり」です。衣服についての「こだわり」があるお子様の場合、その日の気温にそぐわない洋服を選んで着てしまったり、暑いのに厚ぎをしてしまったりすることがあります。

「こだわり」以外にも、「感覚過敏」の特性によって、特定の素材や形の衣服が苦手であることも考えられます。

どちらのケースにおいても、気温に適さない衣服を着てしまうことで、熱がこもってしまい、熱中症のリスクが上がってしまう可能性があります。

では、上記のケースでおすすめの工夫をご紹介します。

  • 体温をこまめにはかる(体温計がない場合は手で額に触れてチェックする)
  • ハンガーの色で気温(季節)ごとに衣服を分ける
  • 日傘をさす
  • 帽子をかぶる

平常時であれば不調を訴えられるお子様も、熱中症になりかけている状態ですと判断がうまくつかず、不調を発信することができない可能性があります。そこで、こまめに額に手を当てて体温をチェックし、お子様の健康状態をたしかめてあげると安心です。

「ハンガーの色で気温(季節)ごとに衣服を分ける」ことは、お子様が自立して気温に即したお洋服選びをできるようになるための支援としてもおすすめです。

たとえば「最高気温が25度までの服」「最高気温が30度までの服」「最高気温が35度までの服」「それ以上の気温の服」といったように、トップスや上着をハンガーの色で分けてかけておきます。はじめのうちはご家族様と一緒に「天気予報で気温を確認する」「それに合った色のハンガーから服を選ぶ」ことを行っていきます。やがてはお子様ご自身で習慣としてできるようになると、最高です!

感覚過敏のお子様ですと「日傘で日よけをする」ことも大変有効です。かぶることに抵抗がない場合には「帽子」ももちろん良いですね。


ケース3:自分から伝えることが苦手

――「変わりなく過ごしていたと思ったら、急激に体調が悪化してしまった」

こんなお子様のご様子で、とてもご心配された経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

先ほどのケース2の中で「感覚過敏」の特性についてお話しました。今度は逆に「感覚鈍麻」という特性についてお伝えしていきます。

先ほどの「感覚過敏」が「特定の刺激を過剰に受け取る」のに対して、「感覚鈍麻」は「特定の刺激に対しての反応や気づきが鈍くなる」ことをいいます。こちらも発達障害特性の代表的なものとなります。

ここで注目したいのが、特定の刺激には「温度変化」も含まれることがあるということです。

お子様ごとの感覚鈍麻の度合いや種類によっては、たとえば「身体には熱がこもっているのに、感覚として暑さに気が付きにくい」「熱いものに触れてしまったが、やけどをするまで気が付かなかった」といったことも考えられます。

では、このようなケースでおすすめの方法をご紹介します。

  • 水分補給の回数をチェックするチェックリストを携帯してもらう
  • 水を飲むタイミングをあらかじめ決めておく
  • 「頭がいたくなってきたら→日陰で休む」など「○○になったら△△しよう」の行動指針をカードにして持ち歩く
  • ヘルプを出すとき用の意思表示カードを持ち歩く

「水分補給」は遊びに熱中しているとついつい忘れてしまいがちですので、「休み時間に水を飲んだらチェックしよう」のリストを水筒に貼っておいたり、水を飲むタイミングをご家庭であらかじめ約束しておくことも有効です。

※もちろん「喉が渇いたと感じたら、リストやタイミングにかかわらず飲みましょう。」ということも伝えておきましょう!

「○○になったら△△しよう」のカードは、暑さやご自身の体調変化に気が付きにくいお子様のために、「○○になったら」という身体の変化をとらえる目印(サイン)を先に伝えておくことが目的です。

「△△しよう」も付け加えておくことで、いざというときに焦らず適切な行動をとることができます。

また、ご自身の困りごとや気持ちを言葉で伝えるのが苦手なお子様には「意思表示カード」も役立ちます。

カードの文言には「暑いです」のほかにも、「エアコンの温度を下げてほしいです」「のどが渇きました」「頭が痛いです」といったものもあると安心です。


おわりに

熱中症は、どんなに日ごろ身体を鍛えている人でも、健康な人でも、誰しもがいつでもかかる可能性がある症状です。

鶴見教室でも、体調変化のサインや対策方法をお子様と一緒に確認して、ゆくゆくは、お子様がご自身で体調管理を行えることを目指した自立支援を意識してまいります。

大人の方もお子様も、熱中症の危険から上手に身を守り、楽しく夏を過ごしていきましょう!

オレンジスクールでは今後も、お子様達に寄り添った支援を行ってまいります。

お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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【オレンジスクール鶴見教室】

TEL:045-633-4822

FAX:045-633-4821

〒230-0051

神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目24-10 エスティエスビル2階

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