「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)年末の今がチャンス! 1年を振り返ろう!

年末の今がチャンス! 1年を振り返ろう!

こんにちは!

オレンジスクール鶴見教室です。

今年も残すところあと2週間になりました。師走を迎え、何かと気ぜわしい日々かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

今回はこの「年末」という特別な時期だからこそできる、お子さんの成長を大きく実感するための振り返りについてお話していきたいと思います。


~年末の「年間振り返り」が特別なのはなぜ?~

日常的な振り返り(今日の出来事)も大切ですが、年末に行う「年間振り返り」には、より大きな意義があります。

♦成長を「線」で実感する

発達に特性があるお子さんには、短期的な記憶や抽象的な時間の感覚を捉えるのが苦手なことがあります。そのために「頑張っているのに成長していない」と感じてしまうことも少なくありません。

年間を通じて振り返ることで「去年の春はまだできなかったけど、今年の秋にはできるようになった」という成長の「線」や「変化」を具体的にイメージしやすくなります。

時間の流れと事実を同時に振り返り「点」ではなく「線」で成長を捉えることで、自分の努力が実を結んでいることを強く実感でき、これが自己肯定感と次のステップへの意欲に結びつきます。

♦新たな年に向けた「目標設定」

振り返りは、ついついできないことに目がいきがちですが、反省が目的ではありません。

「出来ることを増やすために、今頑張れることは何か?」というポジティブな目標設定の土台になります。

「今年は、悔しい時に衝動的になることがあったね。来年は、悔しい時に言葉で『今悔しい』って言ってみることに挑戦してみない?」というように、具体的な行動(対処法)を目標に定めることで、抽象的な努力目標(「頑張る」「集中する」等)から脱却できます。


~年間振り返りを成功させるための3つの視点~

年間振り返りは、過去の成功体験集めと今後の作戦会議に的を当てて行うと効果的です。

♦視点1:成功と努力の「事実」集め

抽象的な言葉で褒めるだけではイメージしにくいお子さんも多いため、過去の具体的な「事実」を集めて見せる(伝える)ことで、発達に特性があるお子さんも理解を深めやすくなります。

~例~

・写真や動画の活用

昨年や半年前の写真と、現在の写真(例:自転車に乗っている姿、友達と遊んでいる姿、落ち着いて課題に取り組んでいる姿)を並べて見せ、「去年はまだ自転車に乗れなかったけど、頑張って練習したから今は乗れるようになったね!」等、時間軸での変化を明確に示します。

・作品やテストの再確認

以前作成した作品や、苦手だった科目・単元のテストを見せ、「最初はここまでしか出来なかったけど、こんなに難しくてもできるようになったんだね!」と努力の成果を具体的に示します。

・日々の記録の活用

学校の先生や療育先の職員の記録やコメント等、第三者からのポジティブなフィードバックを改めて読みあげ、成長を客観的に伝えます。

♦視点2:得意を分析し、苦手への対処を考える

成長した行動を分析することで、自分だけの成功パターンを見つけていきます。

・成功パターンの言語化

「算数の文章問題で単位ミスがなくなったのは、問題文の単位のところに線を引いてから答える手順を守れたからできるようになったよね。これは他のことにも使える〇〇くんの得意な作戦だよ!」というように、成功の裏にあった具体的な方略を言語化して伝えます。

・困難な経験の「リフレーミング」

失敗やトラブルの経験を「ダメなこと」で終わらせず、「学び」として捉え直します。

「あの時、友達を叩いてしまったのは、言葉で気持ちを伝える準備が出来ていなかったからだったね。じゃあ、来年は気持ちを伝える絵カードをいつでも使えるように準備しておこう」と、具体的な代替行動の準備に焦点を移します。

♦視点3:親子の「ねぎらい合い」と共通認識の確認

年末は、保護者様自身のがんばりを認める時期でもあります。

・親の頑張りの言語化:お子さんに「ママ(パパ)も、〇〇が困った時にすぐに動けるように、おもちゃの収納を工夫して一緒にがんばったよ」等、親の努力も伝えることで『家族みんなで成長している』という共通認識を育むことができます。

・感謝の伝達:「今年も一年、よく頑張ったね」というねぎらいの言葉とともに、「〇〇が毎日学校に行ってくれるおかげで、ママ(パパ)も安心して仕事が出来たよ。ありがとう。」と、子どもが家庭の中で果たしている役割貢献に感謝を伝えます。


~年末振り返り 実施の具体的手順~

①環境準備

・静かで落ち着ける場所を選び、少し長めの時間を確保します。

・振り返りシート(「今年のベスト3」や「来年挑戦したいこと」等、テーマを設定したシート)や、集めた写真、筆記用具を準備します。

②成功体験の共有

・まず「今年できるようになったことベスト3」や「うれしかった出来事」等、ポジティブな話題から始めます。

・集めた事実(写真、作品など)を見せながら、「〇〇が頑張ったからだね」と具体的に褒めます。

③課題を目標に変える

・一つだけ「来年、もっと良く出来るようになりたいこと」を親子で選びます。

・「どうすればそれができるようになるかな?」と問いかけ、子どもと一緒に『具体的な行動計画』を立てます。(例:手順をメモする、イライラしたら10数える、等)

④ねぎらいと感謝

・最後に、親子でお互いに「頑張ったね」「ありがとう」を伝え合い、温かい気持ちで一年を締めくくります。


~振り返りでより良い新年を迎えよう~

この年末の年間振り返りの時間は、単なる過去の確認ではなく、特性を持つお子さんが自分自身を深く知り、より良い未来にするためのきっかけになります。

保護者の皆様の温かいサポートこそが、お子さんの持つ素晴らしい可能性を開花させる鍵となります。

この年末、ぜひ親子で一緒に振り返っていただき、自信に満ちた新しい一年のスタートを切ってください!

鶴見教室では今後も、お子さまに寄り添った支援を行ってまいります。

お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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【オレンジスクール鶴見教室】

TEL:045-633-4822

FAX:045-633-4821

〒230-0051

神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目24-10 エスティエスビル2階

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