「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)反復学習を楽しくする2つの方法

反復学習を楽しくする2つの方法

反復学習の効果

苦手の克服には「反復学習」が効果的といわれることがあります。

反復学習とは、同じ範囲や同じ種類の問題に何度も繰り返し取り組むことで、慣れていったり、自信をつけていったりする学習方法です。

初見では解きにくい問題も、何度も繰り返す中で解法が定着し「これは前にもやったことがあるから、同じようにやればできそうだ!」という自信に繋がっていきます。

自信を身に着けるほかにも、繰り返し同じ知識に触れることで記憶が定着しやすいというメリットもあります。

余談ですが、最近話題の「AI」が行う機械学習も、データを反復学習する中で法則性を掴み、学習したモノの特徴をインプットしていくそうです。

繰り返しから法則を掴むことは、学習・スポーツなどあらゆる分野において、学び方の基本形の一つといえそうですね。

オレンジスクール鶴見教室でも、お子様の苦手分野や不安な単元を克服するために、反復学習を積極的に取り入れています。

しかし、この反復学習にはメリットが多い反面で、次のような懸念点もございます。


「反復学習」ならではの大変さ

見通しを立てずに同じところを何度も繰り返して学習していると、

「いつまでこれを続ければいいんだろう…」

「ずっと同じところをやっていて、中々レベルアップできないな…」

と不安を感じる可能性があり、ともすれば、負担感や自己肯定感の低下に繋がりかねません。

楽しく取り組み、学習意欲を維持するためには、繰り返しの中にこまめな目標を設定し、小さな目標(=『スモール・ステップ』)を達成する感覚を積み重ねていくことが大切です。

これから、達成感を得ながら楽しく反復学習を行うために、鶴見教室で実際に取り入れている方法を2つご紹介します。


①教材に「ゴールまであと何ページ」かを書いておく

まず1つ目の方法は、教材にあらかじめ「ゴールまでのページ数」を書いておくという方法です。

1つの問題集を継続して取り組む場合に、下の方にページ数が書いてあることが多いかと思います。

その場合、お子様にとっては「今何ページ目をやっているんだな」ということは分かっても、「あと何ページやったら終わるのかな?」と疑問に思われる場合があります。

そこで、問題集を手渡す前に、現在のページ数の横に「全部で〇ページあるうちの」という表記をつけ足しておくことがおすすめです。そうすることにより、ページ数を活用してお子様に「現在地とゴールまでの距離」を示すことができるので、お子様が「半分くらい達成できたんだな。」「あと少しでこの内容が終わるんだな。」と達成感や見通しを持ちやすくなる効果が期待できます。

▲鶴見教室で実践している書き方はこちらです。/(スラッシュ)でページ数の分母を添えることで、ゴール地点を示すことができます。

また、単発のプリントを繰り返し行う場合などで、ページ数が最初からついていない場合でも、大人側で番号を書き込んでおくことで「あと何回」かを示すことができます。

▲番号を手書きで書き込む場合の例


②「スタンプカード」を活用しよう

もう一つの方法は「スタンプカード」を作って、お子様に手渡すという方法です。

例えば鶴見教室では、画像のようなスタンプカードを作成し、学習支援に取り入れています。

▲鶴見教室で活用している「スタンプカード」の例

このスタンプカードには、繰り返して取り組んでいきたい単元が順番に書いてあり、それぞれの単元の問題を反復学習する中で「8割以上正解」することができたら1つスタンプを押して、「スタンプが3つたまると次の単元へ進める」という流れで活用をしています。

この方法の良いところの一つが、仮に8割正解を惜しくも達成できなかった場合でも、次回も同じ単元の問題に再挑戦できるというところです。そのため、その日のミスを次回に活かすことができますし、「次はスタンプが押せるように頑張るぞ!」「あと〇問正解できればスタンプが押せる!」とお子様が意欲や目標を持つ手助けとなります。

気を付けたいのが、次の単元へ進むことに不安感や負担感をお持ちのお子様を支援する場合です。

この場合は、「スタンプがたまる=次へ進まなければならない」という強制の状態ではなく、「スタンプがたまる=いつでも次へ進めるよ。」と、お子様自身で意思決定できる余白を残しながら、お伝えをしています。

この時「次へ進んでもいいし、まだもう少し今の単元を繰り返したいと思ったら、続けても大丈夫だよ。」と言葉を添えることで、お子様が焦らず安心感を持って取り組めるように心がけています。

あわせて、学年や発達段階に応じて「ためるスタンプの個数」をお子様と相談し、調整することも効果的です。

そして、スタンプを押す瞬間は、一緒に学習をする大人も、ぜひ大いに喜んで、嬉しさを共有しながら押すことがおすすめです!

スタンプがお手元に無い場合は、花丸や簡易なイラストを描くことでも代替することができます。


まとめ

今回は、「反復学習」を楽しく前向きに行っていくために、鶴見教室で実践している方法を2つご紹介させていただきました。

どれも、教材とペン一本から始められる支援となりますので、御家庭でもぜひ取り入れてみてください。

お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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【オレンジスクール鶴見教室】

TEL:045-633-4822

FAX:045-633-4821

〒230-0051

神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目24-10 エスティエスビル2階

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