公衆電話に触ってみよう!
オレンジスクール鶴見教室では学習や療育の支援だけでなく、毎月、創作活動や地域交流活動といったお子様達と集まって行う集団活動の時間を設けております。
5月はお子様達と公衆電話の使い方について、講習会を行いました!
皆様は公衆電話を実際に利用されたことはあるでしょうか?
また、ご自宅の近辺等で、どのあたりに設置されているかご存じでしょうか?
利用されたことが無い方や場所についてご存じでない方も沢山いらっしゃるかと思います。
そんな大人でも馴染みの薄い公衆電話ですが、お子様達はさらに見たことや利用経験の無いお子様達が多いです。NTT東日本が2017年に行った「公衆電話に関する調査」によると、「公衆電話を使ったことが無い・知らない」と答えた小学生が約84%にものぼりました。
今回の講習会で鶴見教室でお聞きしたところでも、目にしたことはあっても、触ったことが無いというお子様がほとんどでした。
公衆電話はいざという時に、他者と連絡を取るための大事なツールです。
今回はお子様達が災害や緊急時といった急を要する場面で、困らないよう、利用方法や設置場所について確認を行いました。
公衆電話について知ろう!
最近ではスマホや携帯を持っているお子様が多くいらっしゃいますが、失くしてしまったり、壊れてしまったり、携帯が使えない状況や災害時などでは、携帯電話以外の連絡手段が費用な場面が発生します。
そういった緊急時のために、知っておきたいのが公衆電話です。
〇公衆電話の使い方
- 受話器を手に取る
- お金又はテレフォンカードを入れる
- 電話番号を押す
NTT東日本の「はじめての公衆電話 キッズページ」内にある公衆電話の掛け方の動画を視聴し、上記の使い方を「とる」「いれる」「おす」の3つのキーワードの確認を行いました。
また、公衆電話は10円玉または100円玉のどちらか硬貨、もしくはテレフォンカードを入れると利用できます。
クイズ形式にして、お子様達に動画の内容を思い出しながら、答えていただきました。
そして、公衆電話は災害等の緊急時において電話が混み合い、通信規制が実施される場合でも、一般電話より優先されるため、通信規制の影響を受けにくくなっている災害時優先電話であることも併せて学びました。
電話を掛ける練習をしてみよう!
次に、公衆電話の模型を使って、お子様達1人1人に手順の確認を行っていただきました。
スマホから電話を掛けることが多いため、家や保護者様の携帯番号を覚えていないお子様が多く、緊急時のために日頃から電話番号が分かるようにしておくことも、大切であることをお伝えいたしました。
また、中学生以上のお子様達は教室周辺の電話ボックスから、実際に鶴見教室に電話をかけてみる練習も行っております。
いざ、公衆電話の前に立つと、緊張して手順通りに掛けられなかったり、言葉が出にくかったりと、緊張から慌ててしまうお子様もいらっしゃいましたが、何度か挑戦をすると、スムーズに電話を掛けることができました。
初めてのことや緊急時といった状況では、思ったように行動ができないことがございます。
お子様達がそういった場面で、困ってしまう機会を減らせるよう、今後も普段は出来ない経験をお子様達とできたらと思っております。
最後に
近年、携帯電話の普及により、公衆電話の利用者が減少し、以前の約9分の1にまで台数が削減され、今では災害発生時などの緊急連絡手段として残されております。
また、今後も更に台数が減る予定になっているそうです。
緊急時にどこに行けば公衆電話を利用できるか把握できていると、大変安心です。
ご家庭でも、お子様とご自宅の周辺や通学路のどこに設置されているか、確認されてみてはいかがでしょうか。
オレンジスクールでは今後も、お子様達に寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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