考える力を育もう
人は常に頭の中で考えることをしながら生活をしています。
例えば、何かものごとに取り組むとき、頭の中で一度考えてから行動に移すことをしていますよね。
ですが、発達障害のお子さまのなかには、
- 見方(視点)を変えて考えることが苦手(固定概念にとらわれがち)
- 考える前に衝動的に行動をしてしまう
ことが見られることがあるかと思います。
特性の1つでもあるかもしれませんが、
幼児期のうちから、この「考える力」を育て、柔軟な考え方を学ぶことや、
衝動的な行動に対しての困り感を減らしていく支援は可能となります。
今回はピコで実践していることを踏まえながら、「考える力」を育むためのアプローチ方法についてご紹介をします!
わかりやすく伝えよう
衝動的な行動の背景には、
「何をすればよいのかわからない」「指示の理解が難しい」等のことが考えられます。
これらの困り感に対してのアプローチとしては、
「それぞれのお子さまに合うかたちで行動を伝える」ことが効果的です。
- 行動を一つずつ簡潔に言葉で伝えていくといった、聴覚からの情報の方が入りやすい。
- 行動をイラストや文字で示すといった、視覚からの情報の方が入りやすい。
お子さまによって、目から、耳からどちらの方が情報処理がしやすいかはそれぞれです。
ぜひ、お子さまに合わせたかたちで、行動を明確に示してあげてください。
参考までに・・・
ピコでの視覚へのアプローチをご紹介します!
写真のように、イラストと文字でやることをわかりやすく提示しています。
選択の機会を増やそう
「選択をすること」は「考える力」へとつながっていきます。
お子さまが成長するにつれ、習い事を自分で選んで決める・進路を選択する等と
これからの人生の中で自分自身で選択をする機会は非常に多くなっていきます。
まさに、「決断力」が大切となってくるのです。
選択の方法として、まだ自分で考えることが難しい小さなお子さまに対しては、
「選択肢を提示する」ことを実施してみてください。
例えば・・・・
「どっちのおもちゃであそびたい?」
「今はどんな気持ち?」
他にも、自分が着る洋服を選ぶことで、
お子さまの中で「自分で選んだお洋服だから自分で着てみよう!」という気持ちにもつながることもあるかもしれません。
ぜひ、日常の中で「選択する機会」を多く設けてみて下さい!!
状況判断力を培おう
状況や場面を想像し、その場面において、自分がどのように行動をすればよいか考える力は、
他者とのかかわりや、集団生活・社会活動のなかでとても大切な力となります。
ピコでは、イラストや文章で場面を提示し、その時の言動について、
お子さまたちの考えを発表することを実施しています。
お友だちの意見を聞くことで、新たな考え方を知る引き出しにもなりますよね!
お子さまのご様子で気になることがございましたら、いつでもお気軽にオレンジスクールピコにお問い合わせください^^
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
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【問い合わせ】児童発達支援 オレンジスクールピコ溝ノ口教室
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。