空間認知能力について
「空間認知能力」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、3次元において、ものの状態や関係(角度・位置・方向・感覚など)を瞬時に正確に認知する力のことを言います。
この空間認知能力が低い場合、
地図を正確に読むことが難しかったり、ものとの距離感が掴みにくかったりなど、日常生活の中での困り感が生まれることがあります。
今回はそのような困り感を減らすために、
幼児期のうちからできる、空間認知能力を高める取り組みについてお話をします!
声掛けの工夫
日常生活の中で、「これをあそこの棚に入れてきてくれる?」等と、いわゆるこそあど言葉でお子さまに指示を出していませんか?
毎日一緒に過ごしていると、こそあど言葉で指示を出してもお互いに何を言っているか大体把握ができるかと思います。
ですが、この指示の出し方を少し意識して変えてみると、良いかもしれません。
例えば、
「茶色の棚の 上から 3番目の引き出しに 鉛筆を 片付けてきてくれる?」と
声掛けの仕方をより具体的にすることで、聞いた情報を頭の中で処理して行動に移す練習になるのです。
身体を動かす遊び
一見、空間認知能力と運動は関係ないように感じますが、
鬼ごっこや、球技などの身体を動かす遊びでも、空間認知能力は重要な役割を果たしています。
例えば鬼ごっこでは、鬼との距離を瞬時に把握して、逃げることが必要になります。
また、キャッチボールでも相手との距離感覚をつかんで、ボールを投げる強さ(力加減)を調整することが必要です。
室内で体を動かすことのできる遊びとして、ピコでご用意している教材を紹介します!
「わなげ」
的を狙って輪を投げることは、自分と的との距離を考える必要があります。
また、力加減の調整も大切になり、遊びながらトレーニングをすることができます!!
形の学習
空間認知能力を高めるための学習として、ピコでは「かたちづくり」の教材を用意しています。
「平面図形」
「タングラム」と言われ、写真のような△や□の、様々な色のマグネットを組み合わせて、見本と同じかたちを作る課題です。
「立体図形」
こちらは立方体や直方体の積み木を用いて、見本と同じかたちを作ります。
見えない部分の積み木を頭の中でイメージする力が必要となります。
また、見本を真似して模倣をするだけでなく、子どもたち自身で好きなようにかたちを組み合わせることで、
子どもたちの創造・想像力を育てることにもつながっていきます!!
そのほかにも「パズル」「折り紙」は空間認知能力を高めるトレーニングとしてご家庭でも気軽に取り組めます!
ぜひ、実践してみてください!!
お子さまのご様子で気になることがございましたら、いつでもお気軽にオレンジスクールピコにお問い合わせください^^
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。