「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日のピコ溝ノ口教室(児童発達支援)

今日のピコ溝ノ口教室(児童発達支援)就学に向けて~集団活動に慣れよう~

就学に向けて~集団活動に慣れよう~

 

 

こんにちは!オレンジスクールピコ溝ノ口教室です。

 

今回は,前回に引き続き

就学に向けて準備しておきたいことの2点目「集団活動に慣れる」についてお伝えします。

 

集団活動に苦手さを感じているお子さまには

 

  • こだわりがある
  • 外部からの刺激に過敏である
  • マイペース
  • コミュニケーションが苦手
  • 興味関心の幅が狭い

 

などの特徴があります。

 

これらの特徴があるお子さまに対しては、

無理やり集団に入れて活動させていくのではなく、そのお子さまの発達段階に合わせたアプローチ方法が重要です。

 

 

周りの状況を感じよう

 

活動や生活の流れの見通しを立てることで、自分がしている活動と周りがしている活動の照らし合わせをしながら、

周りの状況に注意を向ける習慣をつけていくことが大切です。

 

 

例えば,チャイムやタイマーの音は、聴覚刺激として活動の切り替えに反応しやすく、

“何をする時間なのか”“周りはどんな行動を取っているのか”等を考えるきっかけになります。

 

 

ピコでもタイマーの合図や,時計を見ながら

「今は何をする時間かな?」

「お友達は何しているかな?」

「次は何をしたらいいかな?」

といった声掛けをし,子どもたちが自ら周りをみるきっかけを作っています。

 

またご家庭でも、家族みんなで食事をする、家族でお出かけをする等の集団活動に繋がる場面が多くあるかと思います。

 

その際も、まずお子さまと

「1番はお椅子に座る、2番はご飯を食べる」

「1番は洋服を着る、2番は靴を履く」等の行動の見通しを立てます。

 

家族と同じ行動が取れなかった場合は、

「今お母さんはご飯の時間だから、座ってご飯を食べているよ」

「お父さんはお出かけするからお着替えしているよ」等の声掛けをし、

周りの状況に注目させていく声掛けをすると少しずつ周りを見る習慣が身に付いてきます。

 

お友達と関わろう

 

  • 言葉で伝える(コミュニケーション力)
  • 相手の気持ちを考える
  • 相手の意見を聞く

 

これらは、お友達と関わっていく力(コミュニケーション力)を伸ばすために必要な要素となっています。

 

<言葉で伝える>

 

 

<事例1>

Aさん「かして」

Bくん「・・・・・」(貸したくない気持ちから返答できずにいる)

Aさん「かして!」(返事がないので取る)

その後、言葉でのやりとりができず、取り合いになってしまう。

 

 

このような状況が続くと自分の気持ちを返答できなかったことへのストレスがたまり、お友達との関わりを避け、一人遊びが楽だと感じやすくなってしまいます。

 

そのため、「今は貸したくない」「今は自分が使っていたい」と言った気持ちを言葉で伝える練習をする機会を与えてあげましょう。

 

「今使ってるよ」「ちょっとまってね」一言伝えることができるようになるとにぐんとお友達との関わり方がスムーズになってきます。

 

コミュニケーションを取ることが苦手なお子さんには、無理やり伝えさせるのではなく、大人が介入しながら、声掛けや指示出してフォローしてあげることが大切です。

 

 

<相手の気持ちを考える>

自分の言動が相手をどんな気持ちにさせてしまうかを瞬時に考えることはとても難しいことです。

しかし、相手の気持ちを考えていくきっかけを作ることで、お友達との関わり方を更に学ぶことができます。

 

そのきっかけ作りとして下記のようなソーシャルスキルの学習を実施しています。

 

①表情と気持ちの結びつけをして、表情を見てどんな気持ちか考える

 

 

②どんな言葉を伝えたら相手がどんな気持ちになるか,場面とセリフから想像する

 

 

 

③その場面から,お友達にどんな言葉をかけてあげたら良いか考える

 

 

 

<意見を聞く>

相手の意見を聞き、互いに相談しあう力を身につけると、子ども同士で問題解決ができるようになっていきます。

 

そのようなスキルを身につけていくために、ピコではゲーム感覚でできるトレーニングを実施しています

★お買い物ゲーム

 

①それぞれの買いたいものを伝えあう。(意見を言う)

②そして、実際に買うものを相談して決める。(相手の意見を聞く)

③買うものリストに書き出す(意見をまとめる)

 

 

 

 

★どっちが好き?

 

①2種類のイラストが書かれているカードを引く

②カードに書いてある内容を見て、

「車と電車どっちが好き?」「ご飯とパンどっちが好き?」等と相手に質問をする。

③聞いた意見を更に膨らまし、「どうしてパンが好きなの?」「車のどんなところが好き?」等、相手の思いを聞く。

 

他者の意見に耳を傾けることで、知らなかったことを知ることができたり、更に相手の意見を知るだけではなく、相手に対して興味を持ったり、自分の興味関心の幅が広がったりできます。

 

ソーシャルスキルや集団活動には,他者との関わりを楽しむというねらいも込めて療育を行っています。

 

 

 

おわりに

 

少しでも不安感を減らして就学を迎えられるように、それぞれにあった就学前サポートをしてまいります。

 

 

現在通所中の方も、今後療育を受けたいとお考えの方も、お子様の伸ばしたい力、苦手なことなどいつでもお気軽にご相談ください!

 

オレンジスクールピコではお子さまの発達段階や、認知特性に合わせた支援をご提案させていただきます。

 

 

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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室

【TEL】044-822-2221

【MAIL】pico-mizonokuchi@orangeschool.jp

【問い合わせ】児童発達支援 オレンジスクールピコ溝ノ口教室

【アクセス】田園都市線「溝の口」駅 徒歩9分

JR南武線「武蔵溝ノ口」駅 徒歩9分

田園都市線「高津」駅 徒歩9分

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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。

 

 

 

 

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