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今日のピコ溝ノ口教室(児童発達支援)

今日のピコ溝ノ口教室(児童発達支援)自分の気持ちと相手の気持ち

自分の気持ちと相手の気持ち

お子さまの癇癪が気になる、お友達とのトラブルが多い、相手を傷つけるような言葉が出てくるなど、お困りなことはありませんか?

発達障害をもつお子さまは、自分の気持ちに向き合うのが苦手であったり、他人に興味が無かったりと、相手の気持ちを読み取りにくい特性があります。

今回は、そんなお子さまにとって気持ちを知ることの大切さを知るSSTのお勉強をご紹介いたします。

どうして気持ちの勉強をするのか

発達障害を持つお子さまに限らず、人間が成長していく上で”気持ち”を知ることは人生において豊かな時間をもたらしてくれます。

自分の気持ちを知ることは、相手の気持ちを知ることに繋がりまた自分の気持ちを大切にすることで相手の気持ちを大切にすることができるきっかけにもなります。

ただ、発達障害を持つお子さまは、目に見えない抽象的なものをイメージすることが難しと感じやすい特性があります。

自分の気持ちや相手の気持ちは、形取られている物ではなく目に見えないものなので、いくら周囲の人が「自分だったらどう思う」や「相手がどう受け取るか」を話しても、言語化しにくく、理解しにしくいとと感じることでしょう。

そのため、療育の段階としては、まずは気持ちの種類を知り、その気持ちと自身の感情を繋げていくことをファーストステップとして療育を繰り広げていきます。

以前に投稿した「感情表現の幅を広げよう」のブログでは、目に見えない感情をどのようにインプットさせるかをご紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。


ピコでの気持ちのお勉強

これらの課題は気持ちとは、どのような種類があるのか、どういう風に”見えるのか”を知ることを目的にしています。

また、表情のお勉強は相手の表情を読み取り、気持ちを理解することに繋がり、”共感性”を育むことにも繋がります。

抽象的なもの、イメージしたものなどを言語化したり表現することが苦手な発達障害のお子さまに対しては、繰り返し行うことで視覚的情報としての感情理解に繋がるでしょう。

この課題では、”絵本の読み取り”を通して、感情を理解することを目的に簡単な絵本の考察を行います。

「どうしたの?」の絵本は、泣いている動物にそれぞれ”なぜ泣いているのか”を少年が尋ねる物語です。

泣いている理由は様々で、悲しかったり、悔しかったり、嬉しかったりと様々な感情を学ぶことが出来、それと同時に少年の優しい対応もお手本として学ぶことが出来ます。

「どうしたの?」のほかにも、様々な絵本を通して、「この子は今どんな気持ちか」「どうしてその気持ちになったのか」「自分だったらどう思うのか」「自分だったらどうするのか」と、徐々に感情や状況を自分に置き換える(共感性)練習をしてきます。

この課題では、お子様にとってどんな時にそれぞれの感情になるのか理解することを目的にしています。

この課題では、「たいくつ」や「どきどき」「くやしい」の他にもネガティブな表現・ポジティブな表現を用いて、お子様にとってどんな時にその感情になるのか自己理解をしてもらいます。

また、ネガティブな感情が生まれた時、どのようにして自己をコントロールをしているのかも思い出してもらったり、考えてもらうことで対処法を自身で理解する課題内容となります。

最後に、自分にとってどの感情が一番不快なのか、嫌なのかを考えてもらいます。自己理解に繋げることで自己コントロールに対して、より意識を向けられるでしょう。

「こういう時、こんな気持ちになる」というのは、お子様自身だけではなく家族・友達・周囲の大人が知ることで全面的なサポートが出来ることにも繋がりますよね。

最後に「ふわふわ言葉とちくちく言葉」の課題についてお話をします!

ここでは「ふわふわ言葉」を「優しい・言われて嬉しい言葉」とし、「ちくちく言葉」を「不快な・言われると嫌な言葉」としています。

それぞれどんな言葉があるのかを考えてもらうことで、自分の気持ちと向き合うことが出来ます。

また、お友達と意見交換等をしていくと、自分の気持ち以外にも相手の気持ちがあることを知る機会になりますよね!

年齢問わず、個別療育でも集団療育でも行えるSSTとなっております!


まとめ

相手の気持ちは見ることも感じることも出来ないため、理解することは難しいですよね。

これは発達障害の有無に関わらず、また年齢問わずみんな同じ課題をもっていると言えると思います。

思いがけない一言や行動などで相手を知らない間に傷つけてしまうことは誰にでもあるということです。

ただ、その時に相手の気持ちに寄り添う気持ち「ごめんなさい」と言える勇気理解しようとする過程それこそが人と人との間に信頼関係を生んでいくのだと感じています。

気持ちの理解に困難さを持つ発達障害のお子さまにとって、これらの課題をどう乗り越えて社会で生きるスキルを育むのか、幼少期のうちから”気持ち”に触れる機会は非常に重要だということが分かります。

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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室

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【アクセス】田園都市線「溝の口」駅 徒歩9分

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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。

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