絵本を使った学習
以前、オレンジスクールピコでは絵本の読み聞かせをしていることや、絵本を読むことで身に着く力をお話させていただきました。今回は主にお子さまと1対1で絵本を読む時のねらい、また、絵本を使った学習についてお話したいと思います。
絵本でねらえること
言葉にたくさんふれる
絵本には、お子さまたちが普段使い慣れない言葉や表現がたくさん使われています。
絵を見ながら知らない言葉も繰り返し聞く事で、語彙や表現の仕方の習得に繋がっていきます。
同じ言葉がリズムよく繰り返される絵本などでは、体を動かしたり、言葉を真似っこしたりしながら楽しんでいる様子が見られます。
ひらがな(文字)にふれる
文字に慣れ親しむことに関しても絵本はとても良いアイテムだと思います。
絵を指さしたり、文字を指差したりしながら読み聞かせをすることで、絵と音の一致、音と文字の一致を促すことが期待できます。
音読に慣れる
就学に向け、音読をする機会を設けます。最初は短い1文から、慣れてきたら長い文章にもチャレンジしてもらいます。絵本には、擬態語や擬声語、(どっどっどっどっどなど)セリフなど学習プリントにはあまりない表現がいっぱいのっているので少し苦戦する様子も見られますが、一緒に読んで慣れていってもらいます。
読解に慣れる
『この子(登場人物)はどうして、〇〇したのかな?』『どんな気持ちだったのかな?』『この子は優しい子?ちょっと意地悪な子?』など、会話をしながら聞いていくことで、読解していくことになれていきます。まだわからなくても『きっと、○○って言っているから、こういう気持ちなんじゃないかな?』とお子さまの中にはまだなかった新しい考え方を伝えていくことで、視野や思考の幅を広げていくこともできます。
数字にふれる
ピコでは電車の写真が載っている数字の絵本が大人気です。好きな物が載っている絵本はそれだけでも興味を持って読むことができます。電車のイラストを見ながら1.2.3…と指差しをしながら数え、数字と数量、数詞の一致を促していくことができます。
対話力をつける
絵を見ながら『この中でどれが好き?』「○○!」『どうして好きなの?』「だって□□だから」など、理由を答えてもらう練習をします。又、会話を続けるには『相手に質問をする』ということも大事になってきますので、『先生にも「この中でどれが好き?」って聞いてくれる?』とお願いして質問をする経験も積んでもらいます。
最後に
絵本は一緒に読むだけでもお子さまとの関係を深める良い時間となります。説明などを入れたりせず文章をそのまま読み純粋にお話を楽しむこと、その絵本が持つ音の響きや絵を楽しむこともとても大切です。又、読み終わった後に色々聞かず、ご本人なりの余韻を楽しむことも大切であったりもします。時々、ねらいを持って取り組むことで、絵本は楽しい学習ツールにもなるので上手に使い分けていけるといいなと思っております^^
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