「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の溝ノ口教室(放課後等デイサービス)

時計の学習のしかた

こんにちは!オレンジスクール溝ノ口教室です。

新学期が始まり、新しいクラスのことなど子どもたちからたくさん聞くことができます。

春は特に寒暖差が激しいので、体調には気を付けていきましょう。


さて、時計や時間管理についてのお悩みをよく聞きます。

・時計を読むことが難しい

・時計を見て行動するのが難しい

・「〇時だから~しないといけない!」のような時間管理・スケジュール管理が難しい などなど。

小学校2年生から3年生にかけて、時計の読み方、時刻と時間の学習をしていきます。

溝ノ口教室でも時計の学習を行っている子が多くいますので、最近作成した教材をご紹介したいと思います。


新しい教材の紹介!

この教材はホワイトボードに時計盤を貼った教材になります。

この教材のポイントは、

・時計盤が大きいので、目盛りが見やすい

・短針長針ともに磁石でくっつけるだけなので繰り返し学習することができる

・短針や長針を動かしながら考えることができる

・ホワイトボードなので書くこともできる

・書字(書くこと)に抵抗がある子にとっては「書かない教材」ということで抵抗感が減る

・プリント学習ではないのでちょっと特別感がある

そして、大事なところは繰り返し学習することができる学習への抵抗感の軽減です。

次は、時計の学習の進め方、この教材の使い方をお話ししたいと思います。


《基礎編》時計の読み方の学習

まずは短針の読み方から学習します。

短針は「〇時」であること、短針の進み方を学習します。

「4時になったら帰る時間だね」など生活の中でも時計に目を向けていきます。

次に短針が分かるようになったら、長針が「30分」のときの学習です。

「3時30分」は「3時半」とも言うことがあると伝えるのも大切です。

「30分」の学習をするときには、「今4時だから4時30分までに〇〇を終わらせようね」など声かけをすることができます。

「30分」ができるようになったら「15分」や「45分」と長針がわかりやすいところです。

ここで「5分飛ばし」の学習をします。

1のところが「5分」、2のところが「10分」…のように学習します。

長針を読むときに「9のところって何分だっけ…?」と、見た目でわかるように磁石をはることができるようになっています。

一度にたくさんのことを考えたり、情報を整理したりすることが苦手、聴覚情報より視覚情報のほうが処理しやすい子にとって、ちょこっと取り組みやすくなります。

最後に、長針が「5分単位」や「1分単位」の時間になります。

これも「5分飛ばし」の磁石をヒントに取り組むことができます。

時計盤が大きいので、1分単位になっても目盛りを読みやすいです。


《応用編》時刻や時間の学習

時計の読み方はもちろん、そのほかの時間の学習も行うことができます。

「3時の15分後は何時何分?」「3時の30分前は何時何分?」という時刻の問題や

「8時30分に家を出て、9時に学校についた。何分かかった?」などの時間の問題です。

実際に針を動かしながら考えてみる、ホワイトボードマーカーで書きながら考えてみることができます。


そして、療育の時間には生活の中で時計を使う学習をしています。

「今、4時だからあと30分で帰る時間だね」「帰る時間まであと何分あるか時計を見て見よう」など

職員と一緒に時計を見たり、時計や時間に注目したりするようなお声がけをしていきます。

そのような声かけによって、時計に目を向ける習慣をつけたり、時間を意識したりすることができます。

しかし、時計を見る習慣をつけるためには時間がかかります。

そのため、ゆっくりスモールステップで取り組んでいきます。

また、時間の感覚を育てることも大切です。

楽しいことに取り組んでいるときには早く感じる、いやなことは時間が長く感じる、片付けには〇分かかる、などです。

自分の行動にどのくらいの時間がかかるのかがわかってくると、逆算して今何をしなければいけないのかを考えることができます。

しかし、子どもは「先を見通す」ことが苦手なので、残り時間やその時間で何をしないといけないのかを一緒に考える必要があります。

「早くしなさい!」と言われた、「もう宿題やったの?!」と言われてから取り組んだでは身につかないので、

「今、〇時だけど、宿題は何時からやるか一緒に決めよう!」など子どもと一緒に考えるということが大切です。

時計を読むことができるだけでは、生活の中で活用していくことができません。

生活リズムを整えたり必要な時間を考えて行動をしたりしていくことが大切だと思います。


まとめ

今回はホワイトボードを使った時計の学習についてお話してきました。

もちろん、プリントでの教材も用意しています。

しかし、書字が苦手な子、小さい文字が読みにくい子、そもそも学習に抵抗感がある子など様々なお子さんがいます。

そんなお子さんが少しでも抵抗感なく、楽しく学習に取り組むことができればと思い、作成しました。

これからも教材を工夫しながら学習支援を行っていきたいと思います。

学習面でお困りごとなどがございましたら、お気軽にご相談ください。

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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、

お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、 ご相談ください。

・じっとしているのが苦手

・整理整頓や時間の管理が苦手

・周囲が気になり集中できない

・意外なことで突然癇癪を起す

・不登校で勉強が遅れている

・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手

放課後等デイサービス オレンジスクール溝ノ口教室

【TEL】044-455-5661

【MAIL】mizonokuchi@orangeschool.jp

【お問い合わせ】 放課後等デイサービス オレンジスクール 溝ノ口教室

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 溝ノ口教室の周辺には、高津小学校・東高津小学校・坂戸小学校・久本小学校・下作延小学校・上作延小学校などがあります。

 ※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。

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