オレンジスクール

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2020-11-25

スモールステップで「できた!」を増やす

 

11月も下旬となりましたが、季節外れの夏日を観測する日もありましたね。

今週からは一気に冷え込み、気温差の大きい日々が続きますが、暖かくして冬の備えをしていきましょう。

 

 

さて、今回は、スモールステップで進める学習支援についてご紹介していきたいと思います。

 

発達に凸凹がある子どもは、できることとできない事に開きがあります。そのため、学校での学習場面や、見通しを立てて準備をするといった生活場面で、うまくいかないことがあった時などに、『周りと同じようにできなかった、失敗してしまった』という失敗体験をすることがあります。

 

 

その失敗体験が積み重ねられていくと、うまくいかなかった課題に対して向き合うことをあきらめてしまったり、「自分にはできないんだ」、という気持ちになって自信を失ってしまったりすることがあります。

 

そこで、凸凹がある子どもたちが自信を持って課題に挑戦していくために大切な考え方として、『スモールステップ』というものがあります。

 

スモールステップとは

 

スモールステップとは、目標が大きく、達成が難しいと思われるような課題が立ちはだかったときに、学習の内容などを細かく分解し、小さな階段を少しずつ上っていくことで目標を達成しよう、という考え方のことです。

スモールステップで学習を進めるメリットには、

 

 

・1つの焦点に集中することで、今やっていることが分かりやすくなる

・できた!という小さな達成感を積み重ね、自信を持って取り組むことができる 

・特に問題のある部分(つまづき)を見えやすくする 

 

 

といった点を挙げることができます。

 

 

この考え方は、どんな目標に対しても応用することができますが、溝ノ口教室で実践していることを、掛け算を例にしてご紹介したいと思います。

 

 

掛け算をスモールステップで進める

 

それでは、九九を苦手としている場合から、「大きな数の掛け算ができるようになる」という目標を例として、流れをご紹介していきます。

 

 

九九に親しむ

 

掛け算に苦手意識がある子どもに対しては、まず楽しみながら取り組める課題を用意しています。

 

 

こちらは、掛け算を使い、指定された答えになる部分のマスを塗りつぶすとイラストが浮き上がるプリントになっています。「○の段を全部塗ったら何が出てくるかな?」といったように声掛けをしながら、塗り絵が出来上がることを目標にして掛け算を使う場面を作ります。

 

 

覚えにくい九九を覚える

 

掛け算の後半で、7の段、8の段といったように数字が大きくなってくると、だんだん覚えづらくなってきます。そこで、写真のようなサイコロを使って、転がしながらクイズを出し合って練習をするやり方も取り入れることができます。

 

 

忘れやすかったり、数字が入れ替わったりしてしまいやすい部分でも、クイズなどゲームの形式にしてみると、連続何問正解できるか、といったような目標を目指して計算に取り組むことができます。

 

 

筆算に取り組む

 

九九ができるようになったら、筆算に取り組み始めます。

筆算も、初めは2桁×1桁の問題から始め、2桁×2桁、3桁×1桁、さらに小数…といったように、ひとりひとりのステップに合わせて小さな目標設定をし、レベルアップしていきます。

 

また、スモールステップで進めていると、九九が合っていても繰り上がる際の足し算にミスがあり、間違えてしまう、といった課題が見えてくることもあります。その際には、マス目の付いた計算欄を設け、まずはきれいに見えやすく書くこと、抜けてしまった際には見直しをしっかりすることで習慣づけをします。

 

 

このように、まずは小さな目標を設定し、一歩ずつステップを踏みながら繰り返し挑戦することで、大きな目標を達成することができるようになっていきます。

 

 

他にも、漢字を練習するとき、読解に取り組む時、算数の文章題を解く時など、さまざまな場面でスモールステップの考え方を使って学習支援を行っています。

 

さらに、学習の場面だけではなく、生活場面でもスモールステップの考え方を使うことで、身支度を整える、時間通りに行動するといったような目標の達成を目指していくこともできます。

 

目標を達成したときには、小さなご褒美を用意するとより効果的であることも知られていますので、ご家庭などで実践する際には、ご褒美シールを貼ったり、進度に合わせて色塗りをしたりすると、結果も目に見えやすくなりモチベーションアップにつながります。

また、それをもとにして褒めてあげることで、さらに自信を持って続けていくことができるようになります。

 

 

 

学習や生活の場面で、自信や興味を持って挑戦できる環境を整えることは、発達に困難を抱える子どもたちにとってはとても大切です。オレンジスクールでは、これからも工夫を行いながらひとりひとりに合った学習支援を行ってまいります。ご質問やご相談などありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

 

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※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。