「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の小岩第2教室(放課後等デイサービス)

人との境界線

こんにちは。オレンジスクール小岩第2教室です。

発達障害の特性を持つお子さんが、人との境界線が理解できないときにはさまざまな困り事が起こる可能性があります。

本日は、『人との境界線について』と『発達障害の特性を持つお子さんへの境界線の教え方』についてお伝えします。



人との境界線とはなんでしょうか?

個人の境界線は、他者との関係において自分自身の限界やルールを示すガイドラインです。これは、他人が自分に対して行動をとってくる際に、合理的で安全で許容可能な方法を判断するために個人が作成するものであり、結論、信念、意見、態度、過去の経験、社会学習の組み合わせから築かれます。

境界線は、以下のような種類があります。

物理的境界線: パーソナルスペースや接触コミュニケーションに関連します。

心理的境界線: 思考や意見において設定されます。

感情的境界線: 感情に関連します。

また、境界線は人間関係の相互作用において、内的・外的の両方に影響します。これは時に「保護」として働くこともあり、「封じ込め」として働くこともあります。境界線を適切に守るスキルは、健全な人間関係を築くために不可欠です。

境界線で生じる困り事

発達障害の特性を持つお子さんが、人との境界線が理解できないときにはさまざまな困り事が起こる可能性があります。

1. 適切な距離の保ち方が分からず、他者に過剰に近づいたり、不適切なタッチをすることがある場合があります。(物理的境界線)

2. 社会的な状況での適切な振る舞いが難しいため、他の子どもたちとの関係がうまく築けずに孤立することがあります。(心理的境界線)

3. 相手の感情や意図を理解しにくいため、他者の気持ちを傷つけてしまう行動をとってしまうことがあります。(感情的境界線)

これらの困り事は、お子さんが他者との境界線を理解できないことによるものであり、適切なサポートや指導が必要です。教育者や専門家と協力して、お子さんがこのような困り事に対処できるような支援を考えることが重要です。 

どのように教えたらよいか

発達障害の特性を持つお子さんに人との境界線を教える方法は、具体的な社会的スキルを教えることや、ルーティンを作ることが有効です。


1. ソーシャルストーリー(世の中の暗黙のルールやコミュニケーションスキルを平易な文章・読み手の人格を肯定的に書いたもの)や視覚スケジュールを使用して、他人との適切な距離や振る舞いを理解しやすくすることができます。例えば、挨拶のルールや人との関わり方をイラスト付きの物語や絵カードを用いて視覚的に理解しやすくすることができます。

2. ロールプレイングやゲームを通じて、実際の状況に近いシミュレーションを行うことで、他人との交流や境界線を学ぶことができます。例えば、相手とのゲームや役割ごとのコミュニケーションの練習が有効です。

3. 定期的な練習やフィードバックを通じて、繰り返しの機会を提供することで、お子さんが他人との境界線を理解し、適切に振る舞うことができるようになります。

これらの方法を用いて、お子さんが他者との境界線を理解しやすくすることができます。また、専門家や教育者と連携しながら、お子さんに最適な支援プランを立てることが大切です。 

おわりに

いかかでしたでしょうか。『人との境界線とはなにか』と『発達障害の特性を持つお子さんへの人との境界線の教え方』についてお伝えしました。

お子さんが境界線を理解し人との良好な関係を築けるよう、わかりやすく、根気強く繰り返し教えることが大切です。

オレンジスクール小岩第2教室では、必要に応じて視覚的に理解しやすいイラストなどを用いてお子さんの支援を行っています。

ご興味のある方は見学、相談を受け付けておりますのでお気軽にお問合せください。(A.T)

放課後等デイサービス オレンジスクール小岩第2教室

【TEL】03-5876-8790

【FAX】03-5876-8791

【MAIL】orangeschool.koiwadai2@gmail.com

【アクセス】京成線江戸川駅 徒歩3分

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