時計の苦手さ ~どこにつまづいているか~
こんにちは。
オレンジスクール小岩教室です。
9月に入り、暑さが和らぐ日もありますが、
雨が降ったり、天候の変化も激しく、
体調面はまだまだ油断できないですね・・・
教室に来ている間、1時間を目安に、
子供たちはもちろん、指導員も水分補給をしています。
引き続き、十分注意して声掛けしていきたいと思います。
今日のブログでは、時計の苦手さで、どこにつまづいているのか、
小岩教室に来ているお子さんの例を挙げて、
ご紹介していきたいと思います。
時計のルールを知る
小学校2年生の単元で登場する、「時刻と時間」
そもそもアナログ時計には
- 長針が分、短針が時をあらわしている
- 長針と短針で目盛りの読み方が異なる
- 午前と午後の区別がつかない
などの見えないルールが存在します。
それを理解した上で、時計から時刻を読み取りますが、
混乱する要素がとても多いのが、つまづきポイントになります。
ケース1 ~目盛りの読み方~
たとえばこの時計、正しくは12時5分ですが、
「12時1分」と答える子供がいます。
見えている数字を読んでしまうことや、
長針の目盛りの理解があやふやなことが原因として挙げられます。
こういった場合は、まずは一緒に長針の目盛りを1から59まで記入して、
読み上げることで「長い針の目盛りはここだよ」と認識してもらうことが
大切です。
はじめから数字がふってある知育時計を使うのもいいですね^^
小岩教室の子供たちに取り組んだ感触だと、
針の色と数字の色を同じ色に設定すると、
理解が早いように感じました^^
ケース2 ~針の進め方~
時計を見て、時刻や時間を答えましょう。といった問題。
たとえば「5分後」になると針を5メモリ進めた、
12時10分となりますが、
針の進め方に迷ってしまうケースがありました。
それはなぜか?
「5分後」という言葉に「後ろ」という漢字が使われているからか、
針を後ろに戻してしまう。反対に、
「10分前」という言葉に「前」という漢字が使われているため、
針を前に進めてしまう、という
漢字の意味を覚えているからこその、間違いなのです;;
こういった場合、「5分後」の問題では右回りの矢印を書く、など
慣れるまでは、針の進む方向を示してあげたり、
「5分経ったね。針はどっちに進んだかな?」というように
実際の時計の針の動きを確認することで、理解が深まりました。
生活の中で時計を身近なものに!
いかがでしたでしょうか?
ご紹介したように、プリントの中に書き込みながら、
覚えていけるものもありますが、
やはり生活で経験したことに勝る学習はない、と思います。
ご家庭の中で、あえて子供に時間を聞いて、
今の時刻を答えてもらったり、
「いまは午後2時だね」「15分後の6時になったらご飯だよ」
「30分前にお父さんがお出かけしたね」など、
授業で出てくる単語を使った会話などをすると、
子供たちも学習の上で、ピンときやすいのではないでしょうか。
水分補給の時、「1時間経ったからお水を飲もう~」と
声をかけて、時計を見てもらうことも、時間の認識につながりますね^^
わたしたちの生活の中で、欠かせない「時計」「時間」。
楽しく自然に覚えていけるように、
子供たちのサポートをしていきたいと思います。