安心して失敗ができる環境
2月になりました!
寒い日が続いておりますが、風邪やウイルスに負けずに子どもたちは元気に来所してくれています!
この時期、毎年恒例5年生たちはウィンタースクールに行っていました!「雪あるかなあ?スキーできるかな…?」と行く前は不安気な様子も見られましたが、帰ってきて感想を聞くと「お友達と一緒にいれて楽しかった!」「スキーいっぱい転んじゃった!」などなど楽しい思い出が出来たようです^^早速来年の行事である修学旅行も早く行きたい!という声も……学校行事が楽しみなのはとってもいいことですね。
子ども同士のやりとりを大切に…
そういった学校での行事では、よく「班行動」などの時間が設けられ、子どもたちが協力して自主的に行動する時間があります。
集団の中では班長がリーダーシップをとって誰かに指示を出したり、反対にお友達の意見を聞いて行動に移す…などの協調性が求められる場面が存在します。「協調性」とは相手の気持ちを汲み取る、周囲と協力するというスキルですが、これは大人でも難しいことであり、性格や育った環境が違うならなおさらのことかと思います。
特に、
- こだわりがある
- 注意を向けられない
- 指示が多いと混乱する
- 言葉数(語彙力)が少なく、説明ができない
などなど…それぞれの認知特性によってはさらに難しくなりますね。
小岩教室でも10名のお子さんがいらっしゃいますので集団が発生して、仲良く遊べているときもあれば、いわゆる「トラブル」が起こる場面も少なくありません。
例えば「A君はババ抜きをやりたい」「B君はUNOがやりたい」と活動の選択が違った時。
ここで指導員が「じゃあじゃんけんでどっちをやるか決めよう」などと仲裁することで解決する場面が多いです。でもこれは同時に子どもたちが自主的に考えるチャンスを失っている場面でもあります。小岩教室では、もちろん子どもそれぞれの特性や組み合わせなどを考慮しますが、子ども同士のトラブルが起きた時は「人との関わり・コミュニケーションの成功(失敗)体験をするチャンス」と考えています。
「A君はトランプをやりたいんだね。B君はUNOをやりたいんだね。じゃあどうすればいいかな?」と今の状況を改めて伝えてから、問いかけます。
すると、子どもたちの方から「1回ずつやるのはどうかな」「10分経ったら交代しない?」「僕は昨日やったからB君のやりたいUNOでもいいよ」など、自分たちで考えた解決策が出てきます。子どもたちが考えた策を実行できるようにサポートもしていきます。
失敗は成功のもと!
「考える」「伝える」「伝わる」の小さな経験がコミュニケーションスキルの成長のきっかけになっていくことと思います。「自分の気持ちを伝えられてよかったね」「譲ってくれてありがとう」「次は○○って伝えてみよう」と今起こったことをその場でフィードバックすることも大切な支援になります。
学習支援も含めてですが、こういった経験には失敗はつきものでちょっとしたことが原因で自尊心や自己肯定感が低下してしまうこともあります。オレンジスクールは安心して失敗できる環境であってほしいと思います。
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