「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の東戸塚第2教室(放課後等デイサービス)

創る喜びとやり遂げる力

こんにちは、放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚第2教室です。

9月、10月の療育活動週間では、手軽にアイデアを形にできる「木粉粘土キーホルダー作り」と根気強い作業が必要な「コットンボール作り」を行いました。


木紛粘土アイシング風キーホルダーを作ろう

木紛粘土アイシング風キーホルダーの作り方

①木紛粘土をキーホルダーの土台になるように指に水をつけてなじませながら平らにして形にし、土台を作る

②アイロンビーズを粘土に埋め込み、紐を通す穴を作る

③白い粘土に絵の具で色をつけて、茶色の粘土の上にのせていく

④1週間ほど乾燥させアイロンビーズの穴に紐を通してひと結びして完成

乾燥を防ぎ、表面をなめらかにするにために「指に水をつけてなじませる」という工程を丁寧にお伝えしました。表面が整う様子に「すごい!」と変化を楽しむ声も聞かれました。星型、動物、キャラクターなど、それぞれの自由な発想で土台が次々と完成していきました。

土台の上に絵の具で色をつけた粘土をのせていく作業は、色の混ざり具合を楽しみ、自分の好きなモチーフを組み合わせることで、できあがった作品を誰かに見せることを想像し、自己肯定感に満ちた笑顔がこぼれました。


コットンボールを作ろう

コットンボールの作り方

①刺繍糸の色を決める

②容器にボンドと水を1:1の割合で満遍なく混ぜる

③風船を膨らませ、②をまわりにつける

④バランスを見ながら風船全体に糸を巻き付けていく

⑤刺しゅう糸を巻き終わった風船にハケ等を使用して②をつける

⑥洗濯バサミを使用し乾かしたあと風船を割って引き抜き完成

この二つの創作活動には、子どもたちの発達を支援する大切な目的があります。

まず、木粉粘土で誰でも楽しめる作る喜びを存分に味わってもらい、自己肯定感を高めます。そして、その達成感をバトンに、難易度の高いコットンボール制作で困難なことにも挑戦し、最後まで諦めないやり抜く力を育むことをねらいとしました。


適度な力加減の難しさ

粘土をこねて成形するキーホルダー作りは、作業の工程が明確で比較的簡単であり、土台が動いたり変形したりすることがないため、集中して取り組むことができます。その反面、コットンボール制作の風船に刺繍糸を巻き付ける作業は、刺繍糸の滑りやすさから工夫が必要でした。ボンドをまわりに付着させてから行っていきました。

風船はゴム製で弾力があり、糸を引っ張る力や触れる力や触れる力が少し変わるだけで形が変形してしまいます。最初に膨らませた丸い形を維持しながら、均等な力で糸を巻き続けるには手の調整力が大切になってきます。

実際の活動では風船を強く握りしめてしまったり、きつく巻き付けてしまったり、逆に緩くなるなど「適度な力加減」の難しさを感じたようです。これは、身体感覚認知特性によってお子様ごとに異なることが理由のひとつにあります。抽象的な概念ではなく、実際に指導員と一緒に行うことで感覚をつかんでいきました。目に見える力と、実際に加える力の差を調整する練習となりました。


成功体験と自信

コットンボール作りでは、作業によるモチベーションを維持する難しさもありました。巻き付けが何度も上手くいかないと、「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」という気持ちが募り、「この活動は自分には難しすぎる」「私には向いていない」というネガティブな自己認知につながりやすくなります。全て上手くいかなくても指導員にヘルプを求めることは、成功への近道にもなり、困った状況を乗り越えるための効果的な手段です。

このように思うようにいかない失敗の体験こそが、子どもたちの粘り強さ(レジリエンス)を育む絶好の機会となります。

特に今回の活動では、「上手くいかなくても、最後まで自分の力でやり遂げたい」と何度も何度も挑戦し続けたお子様の姿が印象的でした。緩んだ箇所を戻っては修正を繰り返し、自分の力で作品を完成させたときの喜びはひとしおでした。苦労して得たこの成功体験は、困難にぶつかっても、努力すれば乗り越えられる自信となり、今後の様々な活動に取り組む意欲に繋がっていきます。

子どもたちがすぐに諦めてしまうことがないよう、見守る時間を大切にしつつ、本当に困ったときにはヘルプを求めるという選択肢があることを伝えることで、挑戦と安心の両面からサポートを続けて参ります。

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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。

・準備や時間管理が苦手

・空気がよめない

・こだわりがあり学習にも偏りが多い

・意外なことで突然癇癪を起す

・不登校で勉強が遅れている

・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手

放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚第2教室

【TEL】045-825-0222

【MAIL】higashitotsuka2@orangeschool.jp

【お問い合わせ】オレンジスクール東戸塚第2教室

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東戸塚第2教室の半径2Km以内には、東品濃小学校・川上北小学校・品濃小学校・平戸小学校・境木小学校・川上小学校・名瀬小学校・平戸台小学校・秋葉小学校・柏尾小学校があります。

※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。

まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。

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