疲れる原因と対策を知ろう
つい最近まで夏日が続いていたかと思えば、もう10月も終わりに近づいてきました。
それぞれの学校でも、2学期や後期になりましたね。
新型コロナウイルス感染予防対策を行いながら、宿泊や運動会などの学校行事が催される学校も多いようです。
行事を楽しみにされるお子さんは多いですよね。
しかしその反面、疲れが溜まってしまい何も出来ない・・・となるケースも多いのではないでしょうか。
今回は、このような行事が多い時期だからこそ、疲れやすい原因やその対策について考えていきたいと思います。
なぜ疲れやすいの?
発達障害の特性から、疲れやすい理由として以下の5つが考えられます。
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〇環境に適応するためにエネルギーを消費している
〇感覚過敏のため、刺激に対しての負荷が大きい
〇過集中により多くのエネルギーを消費している
〇手や足などを同時に動かすことに困難がある
〇体や頭の休息をとることが難しい
行事というイレギュラーなことの中では、周囲にとって「普通にしている」ことでも、ASDのお子さんからすると、頭や体をフル回転させて対応していることが多くあります。
また、感覚の過敏さや通常と違う環境へ適応するために緊張状態が続き、さらにエネルギーを消費する傾向があります。
エネルギーは多く消費しつつも、休息をうまく取れないとなると、疲れは溜まっていく一方となってしまいますね。
どんな対策がある?
〇環境に適応するためにエネルギーを消費している
⇒スケジュールの事前連絡や、好きなことが出来る時間や場所を確保する
見通しの立たないことや、突然の予定変更に不安を感じてしまいます。不安を感じながらの活動はストレスが溜まり、疲労へと繋がります。
また、周りに合わせるために行動を我慢し神経をすり減らしていることもあります。好きなことを出来る時間や場所を確保し、ストレスを軽減し負担を減らしてあげるといいですね。
〇感覚過敏のため、刺激に対しての負荷が大きい
⇒感覚を緩和する道具を使用する
聴覚過敏がある場合にはイヤーマフを使用するなど、道具を使用して刺激を緩和させてあげましょう。
〇過集中により多くのエネルギーを消費している
⇒アラームを使用して、終わりの時間を分かりやすくする
過集中の時間が続いて疲労を溜めないよう、タイマーやアラームなどを利用して終了の時刻を明確にします。終わりの時間だけでなく、休憩の時間にも用いてもいいですね。
〇手や足などを同時に動かすことに困難がある
⇒指先トレーニングや、グッズを使用する
はさみが上手く使えない、靴紐が結べない・・・など日常生活で困ることがいくつもあるかもしれません。出来ないことを練習するのはつらいので、スモールステップで成功体験を積みましょう。また、苦手の克服だけに着目するのではなく、グッズの使用等で負担を減らすことも効果的です。
〇体や頭の休息をとることが難しい
⇒生活リズムを整え、寝る前の習慣をつける
発達障害をもつお子さんは、脳のオン・オフのコントロールが難しいといわれています。
寝る前に「絵本を読む」「着替えて歯を磨く」などルーティンを定めて寝る気持ちを作るのもいいかもしれません。
上記でご紹介した対策は一例ですが、少しでも疲れやすさを取り除ければいいなと思います。
すぐに「疲れた」と言われるとつい注意してしまいますが、ストレス軽減や休息のための手立てを伝えていけるとよいですね。
様々な特性があるように、適切な支援も様々です。オレンジスクールでも、お子さんに合った適切な支援を努めて参ります。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
- 文章を拾い読みしてしまう・意外なことで突然癇癪を起す
- 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
- 不登校で勉強が遅れている
- 整理整頓が苦手
- 朝の準備に時間がかかる
- 算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
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放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚教室
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※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。