文の作りを学ぼう!
こんにちは!オレンジスクール東戸塚教室です。
年が明け学校生活の1年間も残すところ2か月ほどとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当教室では小学6年生や中学3年生から進学後についてのお話が出るようになり、「もうそんな時期か」と時の速さを再認識することが多くなりました。
放課後等デイサービスは小学校中学校の卒業にかかわらずご利用を継続していただけますので、進学等における環境の変化で負担がかかる中でも、変わらない環境でお過ごしいただくことができます。
当教室もお子様たちがより安心して過ごせる場となれるよう、職員一同で努めてまいります。
言葉と文の作成
ご家族の方とのお話しの中で、お子様との言葉でのやり取りで気になることとして、
「主語がない」「助詞を上手く使えない」
といったお話をいただくことがあります。
相手との円滑なやり取りや文の理解には、主語や述語、目的語といった文の要素を理解し、それらをある程度適切に使えなければなりません。
つまり、言葉だけを覚えていてもその言葉の適切な使い方やつなぎ方が分からなければ、円滑なやり取りは難しくなってしまいます。
そこで本日は、コミュニケーションや文の理解に必要な言葉の理解、言葉の使い方、文の作り方といった点についてお話をさせていただきます。
イラストカードを用いた練習
上の写真にあるカードに描かれているイラストを文に直していただくのですが、
「誰」がしているのか
「どう」しているのか
「何」をしているのか
など、問い方によってどれだけ理解しているのかを把握することができます。
また「誰が何をどうする」のように一文にまとめる時には、「誰」「どう」「何」を適切な助詞を使ってつなげる必要があるので、助詞についても確認することが出来ます。
上記の学習でどの位置にどんな言葉が来るか(各品詞と助動詞の対応)が分かってきたら、イラストを替えて定着のための練習を繰り返していきます。
次にイラストカードをつかった実践例についていくつかご紹介していきます。
①主語と述語
イラストカードを広げて文を読みあげ、内容があっているものを選んでもらいます。
「くま が かく」のように主語述語だけの簡単な文章から取り組んでいきます。
ここでは、主語と述語がどのような位置関係になっているかをおさえるのが大切です。
②主語と目的語を区別する
①の学習に慣れてきたら、助詞が変わると意味が変わることを学習します。
「いぬ が かく」のイラストと「いぬ を かく」のイラストを用意して、それぞれのイラスト(状況)と文を一致させていきます。
ここでは、「〇〇 が かく」と「〇〇 を かく」のように助詞が変わると意味が変わることをおさえるのが大切です。
③複雑な表現の練習
主語、述語、目的語や助詞の使い方が分かってきたら、それらすべての要素が入った練習を行います。
左の写真は、イラストを見て主語、目的語を選んでいただく練習、
右の写真は、文を見て適切なイラストを選んでいただく練習です。
一文の中でそれぞれの要素がどこに位置しているのかを確かめながら取り組んでいきます。
この取り組みでは文の一部分とイラストを暗記して覚えていることもあるかと思いますので、イラストの内容を替えて理解できているか確かめることも必要になります。
上記3つの活動は、「イラスト→文」「文→イラスト」の2通りの取り組み方が出来ますので、取り組む順番やバランスはお子様の得意や取り組みやすさを考慮して決めています。
おわりに
今回は言葉と文の作成という視点から、イラストカードを用いた練習についてご紹介させていただきました。
主語や述語、目的語など文を構成する要素を理解して使えることは円滑なコミュニケーション、文の理解のためにはとても重要になってきます。
お子様にとっては普段の会話の中であまり意識していない部分かと思いますので、そこに焦点を当てた練習が効果的となります。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
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