遊びながら語彙力を育てよう!
いよいよ夏も本番、7月がやってきましたね。
日々暑い中、皆様お変わりないでしょうか。
さて、本日のブログでは教室にあるおもちゃの中から、
『言葉』に関連するおもちゃを紹介したいと思います!
1.はじめに
『言葉』の育ち方は人それぞれです。
ですが、その多くがまわりから聞いた言葉を学習して自分のものにしていると言われています。
日常で沢山の言葉に触れる分だけお子さん達の中に蓄積されていく、という事ですね。
そんな『言葉』ですが、国語分野として学習するだけではなく、遊びを通して学習することもできます。
教室にあるおもちゃの中から特に『言葉』を学習することもできるおもちゃとして、
本日は2個ご紹介いたします!
2.ボブジテン
まずはボブジテンという遊びをご紹介します!
このゲームの遊び方はいたってシンプルです。
出題者はまずカードをめくります。
そのカードをめくるといくつかのお題が書かれています。
その中から指定の番号のお題に対して、“カタカナを使わないで”紹介をする、というゲームです。
回答者は出題者がカタカナを使わないで紹介してくれたものを当てます。
当てた人はカードをゲット!より多くのカードをゲットできた人が勝ち、というゲームです。
このゲームはルールこそシンプルですが、“カタカナを使わない”という部分が難しいポイントです。
カタカナを使わないという制限がある中、いかに特徴を分かりやすく伝えることができるかで、
正しい回答を導けるかが変わってきます。
このゲームを遊ぶ上で、お子さん達からは
「ついカタカナを使ってしまう」「言い換えが難しい」
といった声がよく聞こえてきます。
その際には指導員から質問をすることで、お子さん達が“自分で考える”お手伝いをしています。
先に示した写真のお題、ローストビーフを例としてみましょう。
その場合ですと「遊び?食べ物?」というような選択肢の中から選ぶことのできる質問から、
「何色?」「何のお肉?」のようにお子さん達が自分で考えて答えるような質問を投げかけています。
何事もそうですが、“自分できた!”という経験は大事ですよね。経験が蓄積され、蓄積が自信へと変わっていきます。
繰り返し遊んでいる中で、以前は特徴を捉えて話すことが難しかったお子さんが、
自信を持って自分で説明出来るようになったという素敵な姿を見ることができました!
3.ワードスナイパー
次にご紹介するのはワードスナイパーという遊びです。
こちらのゲームは、ボブジテンに比べて難易度が少し高いかもしれません。
まず準備として、青い面を上にして場に置きます。
ゲームが始まったら、場に置いたカードを一枚めくります。
写真の状態になるといよいよゲームは本番です!
この場合は、“い”から始まる”身に付けるもの”を探します。
さて、では実際にお題を満たすものは何か、考えてみましょう。
どうでしょうか、何か思いつきましたか?
この場合ですと「イアリング」なんて答えがお題にピッタリ当てはまるのではないでしょうか。
このように頭文字とお題を満たす言葉を、誰よりもはやく答えられた人がカードをゲットできます。
藤沢教室ではカードの枚数で勝敗を決めたり、黄色面の右上に書かれている得点で勝敗を決める場合もあります。
その場合は、更に『計算』という勉強の要素も追加されますね。
お子さん達からはこの遊びの中で、
- 「その答えはちょっと違うんじゃない?」
- 「〇〇の方がいいよ!」
というように積極的に考えて自分で意見を言う姿が見られます。
このように単語を思い浮かべて、それがお題に沿っているか否かを考えるだけでも、
『言葉』についての理解を深めることができます。
4.最後に
お子さん達にとって、やはり“勉強”は苦手や好きではない、嫌いといったイメージが強いことが多いです。
ですが、そんなお子さん達でも不思議と“遊び”という時間の中では楽しそうに活動する様子が見られます。
これからも藤沢教室では、遊びという時間を通して勉強が苦手なお子さんにもアプローチを行っていけたらと思います!
さて、昨年の9月には【遊びながら計算もできる!?】と題したブログを掲載させていただきました。
こちらのブログでは表題の通り、遊びながら計算の練習をできるおもちゃをご紹介していますので、そちらも併せてご一読いただけますと幸いです。