分数ってむずかしいな
4月になり、新生活がスタートしましたね。
今回のブログではお子さん達からも「難しい」「苦手だな」という声が聞こえてきやすい「分数」の学習支援についてご紹介いたします!
1.等分するってなに…?
分数を学ぶ上で、一番基礎になることは「等分する」という考え方です。
「等分する」はその言葉の通り「等しく分ける」ということですが、中には「等しくって?」「分けるってどういうこと?」と疑問を持つお子さんもいらっしゃいます。
そういった疑問を解消するため、「おはじき」や「カード」、「ブロック」といった具体物を使った学習を提案しています。
計算ではなく、自分で操作することによって「等しく」や「分ける」をより具体的に考えられるように支援をしています。
具体物を使う支援については割り算の学習支援でのブログでも紹介させていただきました。 そちらのブログも併せてぜひご覧ください。
関連記事:わり算を習得しよう!
2.分数であらわそう
「等しく分ける」を身につけた後は、いよいよ分数で表す活動に入ります。
まずは日常の中で比較的使いやすい「〇分の1」の分数の表し方から始めています。
具体物を使い実際に分ける経験を活かし、「○等分したうちの1つ」と「○分の1」を結び付けられるように定着をはかります。
実際に自分で操作した具体物とその結果できた「〇分の1」を同時に提示することで、分数の表し方を理解できるよう促します。
また、特定の「○分の1」を身に着けられたお子さんには、次のステップとして、「新しい〇分の1」や「○分の2」「〇分の3」……を繰り返し提示する事により、分数の考えと表し方が一致するように支援をしています。
3.数直線で表してみよう
分数の考えと表し方が定着した後には、数直線や水のかさなどを使って表す練習をしていきます。
色塗りの要領で楽しめるような教材や穴埋め形式、選択肢を提示しておくなど一人ひとりに合わせて課題内容を調整し、お子さんたちのやる気を引き出したり自信を付けられるような教材作りを行っています。
4.計算してみよう
さて、いよいよ難易度が最も高い分数の計算です。
分数の加減の計算は、分母は計算せずに分子のみを計算するという決まりがありますが、中にはどこを計算してどこをそのままにしたらいいのか分からなくなる、という お子さんもいらっしゃいます。
そこで、同じプリントの中に計算の例を示し比較出来るようにしたプリントや、色分けすることで視覚的に取り組みやすくしたプリントなどをご用意しています。
更にステップアップした段階のプリントとして、分数の式の下にその分数が表す図を書くことでヒントを提示するなどもしています。
一人で取り組むことが難しいと思われがちの分数の計算でも、このようにヒントを提示したり視覚的な補助をすることにより苦手感も薄れて取り組みやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
今回紹介した1~4のステップをふむことで、分数の考え方や計算を段階的に理解することが可能です。
分数の考えをより簡単に身近に感じることで、学習への取り組みも前向きになれるのではないでしょうか。
これらの学習教材はお子さんたちの学習状況や得意不得意、これなら出来そうと思えるスイッチは何かなど考慮して作成しています。
藤沢教室ではこれからも、スモールステップでの学習や視覚的支援を取り入れた学習など、お子さんたち一人一人にあった学習支援を行ってまいります!!
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
さて、来月のブログでは3月にご紹介した通り学童期や中高生以上のお子さん向けのアナログゲームのご紹介や、ゲーム中に見られる行動についてご紹介出来たらと思います。
以下に3月分のブログのリンクを貼らせていただきますので、そちらも併せてご一読いただけますと幸いです。
関連記事:アナログゲームについて知ろう!~前編~
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【S.U】