「ちくふわ表」を活用しよう
こんにちは。オレンジスクール藤沢教室です。
以前も投稿しました、「ちくふわ表」を再リニューアルしました。
こちらです!
ちくちく言葉、ふわふわ言葉って?
ちくちく言葉とは、人に言われたらいやな言葉・悲しい言葉、
ふわふわ言葉とは、人に言われたらうれしい言葉・ハッピーな言葉です。
オレンジスクールではお子さんたちに普段何気なく使っている言葉に気を向けてもらうべく、ちくふわ表を作成し、掲示しています。
発達障害を抱えているお子さんは、相手の感情や気持ちを読み取ること、共感すること、想像することが苦手なために、物事をストレートに言ってしまうことがあります。
それを注意するときに、ただ、
「そんなこと言っちゃダメでしょ!」
と言うのではなく、
「××と言われると〇〇さんは悲しい気持ちになるから言ったらダメなんだよ」
と具体的な理由をそえて注意をすると、相手の気持ちを知る練習ができますよね。
オレンジスクールではちくふわ表が掲示されおり、《ちくちく言葉は言われたらいやな言葉・悲しい言葉》という共通認識があるので、
「あ、今のはちくちく言葉だからよくないね。あそこにも書いてあるよね」
と注意するとお子さんたちは納得してくれることが多いです。
逆に、どんな言葉だったら言われた相手が気持ち良く感じるかも知る必要があります。
お子さんの中には、感謝や嬉しい気持ち、思いやりの気持ちを示したい場面でどんな言葉が適切なのか判断が難しかったり、言葉の選択を誤ったりしてしまう子もいらっしゃいます。
そんなときに指導員と一緒に言葉を考えたり、考えた言葉をちくふわ表に貼って視覚化したりすることで、《人に言われたらうれしい・ハッピーになるふわふわ言葉》の引き出しを増やしていくことができます。
みんなが考えてくれた言葉たち
ちくちく言葉のゾーンに書かれている言葉:
「おい」「バカ」「こっちにくるな」など
ふわふわ言葉のゾーンに書かれている言葉:
「ありがとう」「またあしたあそぼう」「大丈夫?」など
勉強していてわからなくてイライラしてしまったとき、お友達の話し声が気になってしまったとき、思わず出てしまうちくちく言葉。
「答え教えろ!」「だまれ!」
そんな言葉を言われた人はいやな気持ちや悲しい気持ちになってしまいますね。
また、言ったほうも、なんとなくもやもやした気持ちになってしまうのではないでしょうか。
「答え教えろ!」→「どうやって解くの?教えてください」
「だまれ!」→「静かにしてほしいな」
同じ内容を伝えたい場合も、言葉を変えるだけでおたがい気持ちよくすごすことができます。
また、お友達がけしごむを貸してくれたとき、作成中のアイロンビーズが床に落ちてしまったとき、
「ありがとう」「大丈夫?」
といった言葉をかけるだけで、人は嬉しい気持ちになります。
教室にいる全員が、気持ちよく勉強でき、楽しく遊べる空間になるように、今後もお子さんたちと「ちくふわ表」を充実させていければと思います。