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遊びながら計算もできる⁉
9月になってもまだまだ残暑が厳しいですね。
今月は藤沢教室にあるおもちゃの中から、
「遊びながら計算練習もできる」おもちゃを
2つ紹介したいと思います!
1.「10」を狙え! 〘 ぴっぐテン 〙
まずはじめにご紹介するのは「ぴっぐテン」というおもちゃです!
![](https://orangeschool.jp/wp-content/uploads/2023/08/2.jpg)
写真の通り、各カードには「数字」と
それに対応している「色」が付いています。
「ぴっぐテン」はこれらのカードを使いながら
2人~8人で遊ぶ事のできるゲームです。
ではここから、ルールの説明を行います。
カードを一番多く獲得したプレイヤーが勝利者となります。
カードをよく混ぜた後、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。
その後、手札からカードを一枚場に出します。
この時、
「直前に出されたカードに書かれている数字」と
「自分が出したカードに書かれている数字」をたし算します。
![](https://orangeschool.jp/wp-content/uploads/2023/08/3.jpg)
カードを出したプレイヤーは手札を補充し、常に3枚を手に持っておきます。
自分がカードを出した時に合計が「10ピッタリ」の場合は、
「ピッグテン!」と言って場に出ているカードを全て貰うことができます。
「10を超えてしまった」場合には、
超えるカードを出す「直前に」カードを出したプレイヤーが場に出ているカードをすべて貰えます。
このたし算を繰り返していき、最終的に獲得したカードの枚数を競うというゲームです。
このゲームの最大の特徴は、
遊びながらたし算も出来るという事にあります。
お子さん達はゲームの中で
「カード取れた!」「取られた、悔しい!」
「1があったら10なのに!」
などの、勝敗に関するコメントと同時に自然と計算の話も出てきています。
遊びながら計算もできるということで、
プリントという形で学習を行うよりも楽しく計算する力を養うことができます。
また、カードの中には「±5」という「たし算」と「ひき算」どちらも出来るカードがあります。
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- 計算した結果ぎりぎり10を超えないから、たし算にしよう!
- 計算した結果ぎりぎり10を超えるから、ひき算にしよう!
というように、たし算だけではなくひき算も
計算することができます。
上述のように「たす」か「ひく」かで結果が大きく変わるため、
お子さん達は積極的に自身で計算を行っています。
遊びの性質上、目標となる数字が「10」になっているため小さなお子さんでも参加しやすく、
藤沢教室では中高生のお子さんと小学生のお子さんが一緒になって遊ぶ様子もみられています!
また、暗算で計算をしていくため、計算練習や先を見通して行動する力以外にも
「情報を頭の中で整理する」練習にもつながります!
2.「101」を超えるな! 〘 neu 〙
お次に紹介するのは「neu」というゲームです。
これは「ノイ」と発音します。
![](https://orangeschool.jp/wp-content/uploads/2023/08/6.jpg)
「neu」も「ぴっぐテン」と同様に
カードに書かれている数字をたし算していくゲームとなっています。
ぴっぐテンと大きな違いは
- 目標となる数字が「101」と大きい
- マイナスカードの他にも効果カードがある
が挙げられます。
一度ルールを確認します。
最後まで勝ち残ったプレイヤーが勝者です。
まずはじめにカードを各プレイヤーに3枚配ります。
その後、最初の人から順にカードを出していきます。
この時、
「場に出ているカード」と
「自分が出したカードの数字」をたし算していきます。
次の人は
「場に出ているカードの合計」と
「自分が出したカードの数字」をたし算していきます。
![](https://orangeschool.jp/wp-content/uploads/2023/08/7.jpg)
カードを出したプレイヤーは手札を補充し、常に3枚を手にもっておきます。
これを繰り返していき、101になるまで続けます。
101になった時に取れる行動は3つです。
・青色のカードを出す
・黄色のカードを出す
・緑色のカードを出す
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青色のカードには「101」と書かれており、
このカードが出された瞬間、場の数は絶対に101になります。
合計が101の時に青のカードを出しても場の合計は101のままとなり、そのままゲームを続行できます。
黄色のカードにはそれぞれ違った効果が書かれています。
順番を反転させる「TURN」や
順番を飛ばせる「PASS」、
次の相手にカードを2枚出させる「DOUBLE」等の多彩なカードがあります。
緑色のカードは「マイナスカード」です。
出したカードに書かれた数字の分、場の合計から引くことのできるカードです。
これらのカードを駆使して、
101をいかにやり過ごせるかがポイントとなっています。
相手が持っていそうなカードを予想してカードを出したり
次にまわってくる順番を考えながら相手を指名したりと、
「ぴっぐテン」と比べて戦法の幅が広いゲームとなっています。
このゲームは目標となる数字が101となっており、計算自体の難易度があがります。
よって中には、
暗算をしながらくり上がりの計算をすることに難しさを感じる
お子さんもいらっしゃいます。
そういったお子さんには
「計算を電卓で行ってもらう」
「指導員と一緒に計算する」などの支援をしており、
ゲームに参加するハードを下げるようにしています。
藤沢教室に通うお子さんの中には、
以前は電卓で計算をしながらゲームに参加していましたが
段々と遊びに慣れてくるうちに暗算でも計算ができるようになっていき、
今では大人と同等のスピードで計算をしているというお子さんもいらっしゃいます。
また、手札の中でどうしても出せるカードが無くなった時の救済措置として
山札から好きなカードを一枚ランダムで選べる
というルールも追加することがあります。
こうすることで手札に効果的なカードがなくてもゲームに参加し続けることができ、
お子さん達はより盛り上がって遊ぶと同時に、参加へのハードルを下げることにもつながっています。
3.最後に
遊びながらついでに勉強もできちゃう
とは魅力的ですよね。
「ぴっぐテン」や「neu」はそういった遊びです。
ですが、勉強ばかりに目を向けるのではなく
「協調性」「ルールを守り合う」「勝ち負けを受け入れる」
などの、みんなと楽しく遊ぶためのスキルを身に着けることが大切です。
お子さん達が楽しく遊べるような療育道具の提案を、これからも行っていけたらと思います。
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