紙コップけんだまを作ろう
こんにちは、オレンジスクールあざみ野教室です。
9月度は療育活動の一環として、紙コップけん玉を作って遊びました。
けん玉と言えば、全身を協調することで、うまくボールをさばくことができる遊びですね。
今回のけんだま作成の際にも、目と手、指などの微細な動きが重要となりました。
作ってみよう
紙コップとたこ糸とアルミホイルなど、身近な材料で工作しました。
ただ、それぞれ扱いに苦戦する箇所もあり、ひとりひとり工夫しながら取り組むことができたようです。
たこ糸で玉結びを作る
たこ糸が抜けてしまうことを防止するために、たこ糸の端を結んで紙コップの裏に貼り付けます。
玉結びをする際に、どんどん糸の中央に輪が入ってしまう様子が伺えました。
まずは大きめの輪っかを作ってもらい、中央から端に向かって輪を小さくしていくよう、声掛けや見本を見せることで、端の方で結び目がくるように進めていきました。
どのように指を動かせば、玉(輪)が端に寄っていくか、考えることができました。
アルミホイルを切る
今回、一番苦戦したのが、アルミホイルを切りとる作業です。
刃がついている箇所、本体、ケース、それぞれの場所を認識したうえで、さらに手首をひねる作業が必要となります。
アルミホイルを見た事のあるお子さまでも、メーカーによって刃の場所が違うようで、力を入れすぎて引きちぎるように作業をしているケースもありました。
アルミホイルを切る作業では、力の加減や手首・指の使い方を学ぶことができました。
紙コップを貼り合わせる
紙コップは円柱ではなく、円錐台となります。
二つの紙コップを底面で貼り合わせるための、マスキングテープが水平に貼り合わせていくことができず、何度もやり直すお子さまもいらっしゃいました。
当日はぐるっと一周ではなく、短めに切ることで水平に近づくよう貼り合わせたり、二重三重と巻いて幅を出したり、工夫しながら取り組むことができました。
紙コップけん玉で遊ぶ
完成したあとは、けん玉遊びを行いました。
目でボールを上下に追って、一度で上手にコップの中に入れられるお子さまもいらっしゃいます。
宙にうかせてキャッチが難しいお子さまとは、ボールを弾ませる距離をおさえてみたり、ボールを手で持って上から垂直に落としてみたりとそれぞれ工夫することで、上下の運動を行うことができました。
今回は紙コップけん玉についてご紹介しましたが、毎月設定している療育活動週間では、他にも創作活動や地域活動を通して、見たり聞いたり体を動かしてみたりと、様々な感覚を育めるような活動を予定しております。
今後も多面的な活動設定により、成功体験の積み重ねができるよう支援を行ってまいります。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
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