板書や文字を書くことへの支援
梅雨が長引いており暑い日が続いておりますが、水分補給もしっかりして体調管理には気を付けたいですね。
学校が再開して約2か月が経過し、学校での新たな課題も見えてくる頃ではないでしょうか。授業では、黒板に書かれる文の量も増えて、ノートに書き写すことを困難に感じているお子さまもいらっしゃるかと思います。そこで今回は、板書の練習や文字を書くことの負担を軽減するための取り組みについてご紹介します。
板書の練習として
あざみ野教室では、黒板の文字を書き写すことが苦手なお子さま対して、板書の練習として、文章を正面に置いて手元の原稿用紙に書き写すという練習を行っています。
また、文字の書き取りが難しく感じられる原因は様々なことがあります。
- 読むことはできるが、書くことに困難がある
- 見たり聞いたりしながら書くことができない
- 漢字が難しく、覚えていなかったり書き写すことができない
- 文章を書くことが苦手である
漢字の学習については過去の記事「漢字を定着させるための支援」でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!文章を書くことが苦手なお子さまも多くいらっしゃるかと思います。改善させるためには、どのように練習をしたらよいのでしょうか。
アウトプットで「想起」の練習
文章を書くことに慣れるためには、頭の中で考えたことを、アウトプットして言葉に直す練習が必要となるため、「想起」の練習の回数を重ねることが重要です。いきなり文章にすることは難しいので、まずは単語レベルでのアウトプットに慣れるよう、二語文を作成したり、絵を見て思いつくことをまずは書き出すという取り組みを行っています。
↓ 絵をみて、読み取ることができる特徴を次々と挙げてもらいます。
最初は戸惑ってしまったり「浮かばない・・・」と話していたお子さまも、興味のある内容だと特徴も浮かびやすく、楽しく取り組んでくれています!
身体的アプローチ
ほかにも、
- 握力や手の力が弱い
- 指先の不器用さ
- 筆圧が弱い、あるいは強すぎる
など、身体的な原因があることもあります。
手のひらや指先を鍛えるために、運筆練習も有効です。
文字を書くことが苦手なお子さまには、まずはなぞり書きで慣れてもらうなど、それぞれのお子さまに合わせた教材を使用しております。
文字を書くことが苦手な原因は、お子さまによって様々です。少しでも負担を減らし力を伸ばしていけるよう、何が原因かを探りながら、お子さま一人ひとりに寄り添った支援を行っていきます。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
- 文章を拾い読みしてしまう
- 意外なことで突然癇癪を起す
- 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
- 不登校で勉強が遅れている
- 整理整頓が苦手
- 朝の準備に時間がかかる
- 算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクールあざみ野教室
【TEL】045-532-3738
【MAIL】azamino@orangeschool.jp
【お問い合わせ】オレンジスクール あざみ野教室
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あざみ野教室の近くには、あざみ野第一小学校・あざみ野第二小学校・山内小学校・黒須田小学校・新石川小学校・美しが丘小学校・美しが丘東小学校・市ヶ尾小学校・東市ヶ尾小学校・荏田西小学校があります。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。まずは、市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。