ビジョントレーニング~板書が苦手な子のために~
こんにちは。オレンジスクール青葉台教室です。
6月は衣替えの時期ですね。青葉台教室に通っている子どもたちの服装も半袖や半ズボンになりました!
中には麦わら帽子を被って登校している子もいて、夏らしさを感じます。
学校生活も落ち着き、元気いっぱいな子どもたち。しかし、学校生活が落ち着いてきたからこそ出てくる『困り感』があるかと思います。
青葉台教室に通う子どもたちの中には、『学年が上がって板書のスピードについていくことが難しくなった』、『授業を真面目に受けているはずなのに、ノートを取ることがほとんどできていない』という悩みを抱えている子たちがいます。
これらは共通して『板書を取ることが難しい』という悩みです。
ではなぜ、板書を取ることが難しいのか。考えられる原因として、以下のものが挙げられます。
- 黒板とノートを交互に見るための【視線の往復運動】が難しい。
- 先生の話を聞く→黒板を見る→ノートに書く、といった複数の作業を同時にこなすことが難しい。
- 記憶の保持や広範囲にわたる内容を覚えることが難しく、何度も黒板を見なければならないため疲れてしまう。
など、他にも考えられる原因はいくつかあります。そこで、今回は青葉台教室で行っている取り組みをご紹介させていただきます。
ビジョントレーニング
ビジョントレーニングとは、【視覚機能】を高めるためのトレーニングです。
【視線の往復運動】が難しい原因の一つとして、【視覚機能】に問題がある可能性があります。そのため、【視覚機能】を高めるためのトレーニングが必要となります。
そこで、青葉台教室ではビジョントレーニングの一つとしてパソコンの画面に表示された図形を数秒間で暗記し、それを紙に描くトレーニングを行っています。
中には、子どもたちの好きなキャラクターを図形として画面に映すことで、子どもたちが楽しく取り組めるように工夫をしています♪
さらに、文字や文章を暗記して書くトレーニングも行っています!
簡単なひらがなの単語から、実際に子どもたちの名前を使った文章まで用意しており、子どもたちは「こんなに書けるかな?」「あ、僕の名前じゃん!」と言いながら和気あいあいと取り組んでいます。
また、黒板から必要な部分を見つけることが難しい場合には、【跳躍性眼球運動】がうまくできていない可能性があります。
そのためのトレーニングとして、教室内にあるホワイトボードを活用しています。
ホワイトボードに1~30の数字をランダムに書き、小さい数から順番に数字を手でタッチしていくトレーニングです。
一番大きな数字まで何秒でたどり着けるか測ることによって、ゲーム感覚で行うこともできます(*^^*)
このように、青葉台教室では子どもたちの学校生活における『困り感』を少しでも減らすことができるように、日々支援を続けております。
今回ご紹介したビジョントレーニングに関してはご家庭でも紙やペンを使って行うことができるため、ぜひ試してみてください。
参考文献
「読み書き・運動が苦手なのには理由があった
学ぶことが大好きになる ビジョントレーニング」
著者 北出 勝也
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
- 文章を拾い読みしてしまう
- 意外なことで突然癇癪を起す
- 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
- 不登校で勉強が遅れている
- 整理整頓が苦手
- 朝の準備に時間がかかる
- 算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール青葉台教室
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※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。