指先のトレーニング~おりがみ偏~
みなさん、ご入学、ご進学おめでとうございます。
今年度も青葉台教室は元気いっぱいに開校してまいります!
こんにちは。杉本です。
今、青葉台教室では創作系が大人気で、その一つが“おりがみ”です。
私も小さい頃、夢中になった記憶があります。「かわいい」「作ってみたい」という気持ちでひたすら作っていて、当時は特に何も考えていなかったのですが・・・。
実は、折り紙は療育の面であらゆる効果があると言われています。本日は一部の効果についてご紹介していきたいと思います。
指先のトレーニングになる
折り紙は指を使って紙をいろいろな方向に使って折らなければなりません。また、きれいな仕上がりにしようと思うと、隅と隅を綺麗に合わせることが必要になるため、細かい作業になります。これが、指先のトレーニングに繋がるのです。
そもそも指先をトレーニングして何の意味があるのかといいますと、
指先を器用に使う能力を「巧緻性」と言います。指先は「第2の脳」などと言われるほど末梢神経が集中しています。そのため、指先を使い折り紙を折ることで、脳への刺激に繋がり巧緻性を高めることができるのです。また、巧緻性は、運動能力やコミュニケーション能力にも関係していると言われています。
想像力と空間認知能力を養う
折り紙は、「どんな形になるのかな」と完成形を頭に置いて作業を進める必要があります。「どこをどう折れば良い」のか、「今はどの部分を折っているのか」など考えるため、自然と想像力(イメージ能力)を養うことができます。また、複雑な折り紙を作ることで「空間認識能力」も身に着けることができます。発達障害の方の多くが空間を認知するのが苦手傾向にあると言われています。「かばんに上手に荷物を入れられない」といった、どの荷物をどのスペース置けばうまく収まるかというシミュレーションがうまくできないのです。折り紙は、空間認知能力を手軽に、遊びながら身に着けることができる方法の1つです。
そのほかにも「集中力」、「色彩感覚」も向上できると言われています。折り紙で作れるものは今、350種類以上あるようです。ご家庭でもぜひ楽しんでみてください。