社会性の土台作り~その1~
こんにちは!オレンジスクールピコ溝ノ口教室です。
段々と寒くなってきましたね・・・
風邪やインフルエンザが流行する季節となっておりますので、ピコでも手洗いうがい、消毒を徹底し、予防に励んでいきたいと思います!!
さて、今月は「社会性」についてお話をしていきます。
「子どもの社会性を育むことが大切」などといった言葉をよく耳にすることがあると思いますが、
具体的には何をすればいいの? といった疑問も少なくないと思います。
就学に向けてまず、社会性の基礎を培うために、溝ノ口教室で行っている療育内容を踏まえてお話をしたいと思います。
社会性を育むために・・・
「社会性」とは、集団の中で他者とのかかわりを通して生きていくことや、自分の考えを他者に伝えたり表現したりすることなど、
社会生活に順応し、自立して生きていくために大切な力となります。
特に幼児期のうちは、社会性の基礎・土台となるものを積み上げておくことが大切です。
幼稚園・保育園でのお友達との関わりや、就学を見据えた他者との関わり方、
自分の気持ちや思いを言葉で表現する力、感情や行動をコントロールする力、状況判断などさまざまですが、
今回は「お友だちとの関わり」「言葉で自己を表現すること」に焦点を当てお話をします。
お友だちとの関わり
まずは、お友達と関わっていく中で場面に応じた適切なことばかけや行動について知るために、絵カード等を用いながら学習をします。
絵を見て状況を読み取り、自分だったらどのようなことばかけをするか、その時どんな気持ちになるかをお子さま自身で考えてもらうと同時に、場面に合った適切なことばかけを教えていきます。
次に、学んだことを実践します。
ピコでは1時間の療育プログラムの中で約15分程度の「遊びの時間」を設定しています。
この時間では、玩具での遊びを通して実際にお友達と関わりながら、
「ものの貸し借り」「人間関係の築き」「相手の気持ちを考えること」
などといった力を経験を通して他者と関わることについての社会性を身に付けていきます。
上記のようなやり取りがお子さま同士でできるようになると、
お子さま自身も他者に積極的に働きかけるようになったり、円滑なコミュニケーションをとる力が身に付きます。
ことば伝えよう~自己表現~
「自分の気持ちや思いを他者に言葉で伝えること」は
上記で書かせていただいた、「お友だちとの関わり」とも深く関係しています。
嫌なことや不安なことがあったときに、お子さまが癇癪を起こしてしまうことはありませんか?
言葉で自分の気持ちを上手く伝えることができず、自分の感情の表現方法のひとつとして癇癪を起こしている可能性が考えられます。
溝ノ口教室では、まず自己表現の手段の一つとして、表情カードを用いて療育を行っています。
お子さまの表情や様子を見て、
「今どんな気持ち?」などと言葉で聞きながら、表情カードを選択し、今の気持ちを伝えてもらいます。
そのやりとりをすることで、
子どもたちもこの表情の時はこんな言葉で伝えれば良いんだ!と発見することができます。
また、下記写真のように表情から場面や状況を考え、自分の言葉で相手に伝える練習も行っています。
表情を読み取って言葉で気持ちを表現することは、お友達との関わりにも繋がっていくのです!
まとめ
今回は社会性の土台を作るために、
- 「お友だちとの関わり」 (学んで知ることから実践すること)
- 「言葉で自己を表現すること」(表情から言葉に繋げること)
の2点をご紹介させていただきました。ご家庭でもぜひ実践してみてください!
次回も社会性の基礎を培うための療育プログラムについてご紹介させていただきます!!
乞うご期待!
お子さまの成長でお困りのこと、子育てについて悩んでいることがございましたらお気軽にご相談ください。
体験・見学は随時受け付けております。
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