上手に円が描けない子への支援
こんにちは!オレンジスクール鶴見教室です。
今週は初雪が降り、特に寒い週末になりました。
しかし、子どもたちは寒さを吹き飛ばす明るさで教室に通ってきてくれます。職員も子どもに負けずに明るく元気に、子どもと関わることを意識しています。
さて、勉強は紙と鉛筆以外にも様々な道具を使います。その中でも、この冬苦手な子が多かった学習は「円と球」の単元です。
もちろんどの子も練習を繰り返して身につけていきますが、コンパスで円を描くのは手先に不器用さを抱えている子には難しいことが多く、勉強を嫌いになってしまう子もいます。
そのような子にどう支援すればいいのでしょうか?
道具での支援
手先に不器用さを抱える子には、「道具での支援」が有効です。
つまづいた部分に時間をかけるよりも、良い道具を使ってクリアした方が、後々の大事な学習に時間をかけることができます。
また、円を描くことが容易になると、本来の図形単元の楽しさを理解して、勉強が好きになることもあります。
その子にあった学習支援を考えるときには、「道具」というのはとても大事な選択肢になります。
なぜ描けない?
そもそもなぜコンパスの扱いは難しいのでしょうか?
普通のコンパスの苦手な子は、上のつまみをもって「ぐるっと回す」という作業中に微妙な力加減ができないため、上手くいかないことが多です。
くるんパス
鶴見教室ではコンパスが苦手な子に、SONIC社の「くるんパス」というコンパスを使っています。
これは、つまみの上にキャップがあり、キャップをもって回すだけで円を描ける構造になっています。
(動画→IMG_0145)
このように。描くところでつまづいていた子も、道具を使うことでどんどん図形を描き始め、図形本来の楽しさに気づいていきます。
苦手な部分にこだわるよりも、良い面に注目して支援を行うことで、学力全体の向上につながるのです。
最後に
来年度の入学を控えたお子さまのご家庭からも、ありがたいことに多くのお問い合わせをいただいております。
日常生活での不安なことや、その子に合う学習方法が他にあるのでは?と言ったご相談も多く寄せられ、日々の活動の中で使えた支援内容は面談などでご家庭とも共有させていただいております。
アーカイブをご覧になっていただくと、教科書やプリント学習以外にも、遊びを学習としての見方を書いたものもございますので、是非ご覧になってみてください。
いよいよ新小学1年生になられるご家庭も、進級を控えたご家庭も子どもの不安や高揚が高まり落ち着きがなくなる時期になってまいります。何かありましたらお気兼ねなくご連絡ください。
今後もお子様に合わせて色々な学習や遊びを通したサポートを提供していきますのでよろしくお願いします。
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オレンジスクール鶴見教室では学習支援×療育支援を行っています。
お子さまの学習やコミュニケーションに悩みを抱えているなどありましたらお気軽にご相談下さい。
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