「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日のつくば教室(放課後等デイサービス)

今日のつくば教室(放課後等デイサービス)「読みが苦手…」から一歩前へ。お子さまが安心して学べるための支援とは?

「読みが苦手…」から一歩前へ。お子さまが安心して学べるための支援とは?

こんにちは!オレンジスクールつくば教室です。

今年は残暑が長引きましたが、10月に入り秋の涼しさを感じる日が増えてきました。

少しずつ木々の葉も色付き始め、季節の移ろいを感じますね。

早いもので、今年も残り2か月となりました。新しい学期にも慣れて、お子様にも学校生活のリズムが戻ってきた頃かと思います。

そんな中で、文字を読むことへの苦手感が学習への拒否感に繋がり始めたお子様もいるのではないでしょうか。

教室に通い始めたお子様の中には文字をうまく読めない事で、不安になったり、勉強が苦手だと思ってしまうお子様もいます。たしかに文字の読み書きは大切な力の一つですが、苦手であっても心配いりません。

まずは「読んでも分からない!」「勉強したくない!」というお子様のお話を聞きつつ、一息ついてください。

お子様の将来の可能性は、読み書きの得意・不得意だけで決まるものではありません。しかし、学校生活では多くの場面で求められてしまう部分です。

得意になる!のは難しいかもしれませんが、「まあやってみるか」と思えることはその後のお子様の人生に大きく関わってくるのではないでしょうか。

そのためにも少しずつ「これ出来た!」「うまく出来た!」という体験を積み重ねる事で、自信や学ぶ楽しさに繋がっていきます。

続いて次のようなサポート方法を試してみてください。

読むときに使う「リーディングトラッカー」で、見る範囲を限定することは、読んでいる行以外が気になってしまうのを防ぎ、視覚的な「ごちゃごちゃ」感を解消します。

これによって、「どこを読んでいるか分からない」というストレスを減らし、文字を追いかけることに集中できるようになります。

情報量を減らすことは、文字がぎっしり詰まった紙面を見て「うわー、大変!」と感じるお子さんの心理的な負担を和らげ、安心して課題に取り組めるようにするための重要な工夫です。

具体的な方法としては、拡大コピーによって文字や行間を広げたり、文章を区切って余白を増やしたりして見やすくすることが挙げられます。

これらの工夫により、お子さんが一度に処理しなければならない情報量が物理的・視覚的に減少します。その結果、「読むのが楽になる」という感覚が得られ、学習への意欲と集中力の維持につながります。

視覚的な負担の軽減は、課題に取り組むための安心感を育みます。

文章を読むことに苦手意識があり、文字を見るだけで不安を感じてしまうお子様に対して、当教室では

  • 「見やすさ」
  • 「わかりやすさ」
  • 「安心して読める環境」

を大切にしながら支援を行っています。

まず、お子様が読みやすいように、文の区切れ目にスラッシュ(/)を入れて、意味のまとまりがわかるよう工夫しています。こうすることで、「どこで区切ればいいのか」「どこまでを一息で読めばいいのか」が分かりやすくなり、読むことへの負担を減らすことができます。

次に、そのお子様に合った音読プリントを個別に用意し、段階的に練習ができるようにしています。

無理のないレベルから取り組むことで、「できた!」という達成感を感じやすくなります。

また、職員と一緒に声を出して読む時間も大切にしています。職員が見本を示しながら一緒に読むことで、正しいリズムやイントネーションを自然に身につけることができ、音読への抵抗感も和らぎます。

何より、「一緒にできた」という安心感が自信につながります。

こうした支援を通して、文章を読むことを「苦手」ではなく、「少しずつできること」として感じてもらえるように取り組んでいます。

お子様が読むことに前向きになれるよう、今後も一人ひとりに合わせたサポートを続けてまいります。

文章問題などで、先生が文を読んであげると、文字を解読するのにかかるエネルギーを、内容の理解や思考力に使えるようになります。

「読めない=分からない」ではなく、「読む支援を受ける事で理解できた」という経験を積むことが、その子の力を正しく伸ばすことに繋がります。

自分で文を作ったり、短い日記を書いたりする活動は、文字が単語や文になる仕組みを体験的に理解するのに役立ちます。

積極的に言葉を使って「伝える」経験を通じて、読むときも単語の意味や文のつながりを自然に予測・理解できるようになり、読解力の土台が強くなります。

「読めないから嫌だ」と感じる気持ちは自然な事です。無理に頑張らせるよりも、まずは「大丈夫、ゆっくりでいいよ」と受け止める事が大切です。

焦らず、自分のペースで取り組めるよう支援していく事で、少しずつ前向きな気持ちが育っていきます。

つまりは…。

これらの対応を通じて、お子さんが「自分にもできた!」という成功体験を積み重ね、自信を持って学習に取り組めるようになることが、一番大切な目標です。

学ぶことは文字だけではなく、体験や感覚を通して得たことのほうが記憶に残りやすいこともあります。

お子さんは、まず身近なものや知っていることから学びを始め、達成感を感じられるようにしています。

それが次の学習のやる気にもつながるんです。

私たちは、少しずつ学ぶ経験を増やしていくことを大切にしています。お子さん自身が「これやってみたい」と思えるのが大切です。

「自分でもできるんだ!」という気持ちを持つことで、自己肯定感を高めることができます。

大人が理解しておきたいこと

「頑張ってもできない」=サボっているわけではありません。

「努力してもできない」場合、それは本人の努力不足ではなく、やり方や環境が合っていないだけなんです。大人がお子様の困り感を正しく理解し、支援の形を工夫する事がなによりも大切です。

とはいえ、困り感を探しどのような支援をしていくかは、少しコツがいる時もあります。

オレンジスクールつくば教室ではお子さまの困り感探しも得意ですので、是非ご相談ください。

支援を拒否するお子様への対応

・気持ちを言葉にして受け止める

「文字を読むのが大変だね」「宿題、やる気が出ないよね」など、お子様の困りを代弁してあげます。

・味方であることを伝える

「お母さん(お父さん)は○○の味方だよ」と伝える事で、安心感を伝えます。

・小さな成功体験を積ませる

得意なことや好きなことを見つけ、認めてあげることで、成功体験を増やし自信を取り戻します。

・環境や教材を工夫する

お子様が興味を持てるよう教材を工夫したり、読むことを一旦中断して、大人が楽しむ姿を見せたりすることも効果的です。

最後に

苦手意識や不安から、時には支援を拒否してしまう時もあるかもしれません。

しかし、これまでの「大変だ」「やりたくない」というお子様の気持ちを大人が受け止める安心感こそが、すべての学びの土台になると思います。

私たちは、文字を読むことに対するお子様の負担を軽減し、学びへの自信を取り戻せるよう、これから全力でサポートして参ります。

ご家族の皆様もぜひ、お子様にとって最適な学習サポートの方法を見つけ、無理のないペースで日々の成長を温かく見守ってあげて下さい。

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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子様の発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。

・準備や時間管理が苦手

・空気を読むことが難しい

・こだわりがあり学習にも偏りが多い

・意外なことで突然癇癪を起す

・不登校で勉強が遅れている

・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手

放課後等デイサービス オレンジスクールつくば教室

【TEL】029-886-6653

【MAIL】tsukuba@orangeschool.jp

【お問い合わせ】 放課後等デイサービス オレンジスクール つくば教室

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つくば教室の近隣には、竹園西小学校・竹園東小学校・竹園東中学校・吾妻小学校・吾妻中学校・手代木南小学校・手代木中学校・並木小学校・並木中学校があります。

※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。

まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。

※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。

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