集団遊びについて
こんにちは。オレンジスクールピコ溝ノ口教室です。
新年を迎え、早くも一か月が過ぎようとしていますね。まだまだ厳しい寒さが続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
オレンジスクールピコでは療育の一環として小集団で行う遊びを行っています。
そこで、今回は「集団遊び」についてお話したいと思います。
一人遊びから協働遊び
子どもの遊びの発達にも段階があります。
遊びは、パーテン(M.B.Parten,1902~1970)によると、専念しない行動、一人遊び、傍観、平行遊び、連合遊び、協働遊びの6種類に分けられると考えられています。
これらの遊びは2歳~6歳の間に発達していくと考えられています。
そのなかでも他者とかかわりながら遊ぶ、「連合遊び」「協働遊び」は社会性やコミュニケーション能力の成長に大きく影響を与えていきます。
- 連合遊び:共通の活動や興味のもと、おもちゃの貸し借りや遊びに関する会話がある段階。
- 協働遊び:リーダーのもと役割分担したり、組織化されたグループの中で遊んだりする段階。目標を共有し達成しようという目的がある。
衝突から学ぶ友達関係づくり
お友達と一緒に遊び始めると必ず「いざこざ」が生じます。理由は様々ですが、物の貸し借り、ルールの遵守、性格の相性などが挙げられます。
このようなトラブルをひとつひとつ解決していくスキルを身に着けていくことで、少しずつお友達との安定した関係作りができるようになっていきます。
これらの問題解決には以下のスキルが求められます
- 自己主張力(言語表現力)
- 援助要求
- 他者の存在や意図の理解
- ルールの理解
このようなスキルは心の成長とともに日常生活のなかで習得していきます。
適切な言葉の表現がまだ難しい3~4歳頃は行動によって自分の気持ちを主張しようとしますが(ものを取る、かんしゃく、身体的な攻撃など)、5~6歳頃に入り言葉を理解する力がついてくると次第に言語を用いた主張が可能になってきます。
また、相手の存在や意図を理解したり、ルールを守って活動していく力も5~6歳頃に力がついていき、徐々に集団での活動が可能になっていきます。
オレンジスクールピコの集団遊び
オレンジスクールピコでは集団での遊びを取り入れることで、先に挙げたようなスキルの練習をしていきます。
トランプ、ハリガリ、ボウリング、輪投げ、ボードゲームなど、様々な遊びを通しながら支援しています。
守られた環境のなかであえて子ども同士で問題を解決しなければならない場面を作り、その都度どのようなかかわり方が適切かを学習していきます。
トランプ
ボウリング
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引用参考文献
保育者養成シリーズ 新版保育の心理学Ⅰ
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。