
見通しを立てて活動しよう
こんにちは!オレンジスクール溝ノ口教室です。
「スケジュール管理ができない」「見通しが立たず、行動に移せない」「すべきことに取り組めず、ダラダラしてしまう」などのお話をよく聞きます。
溝ノ口教室の取り組みをご紹介します。
「見通しが立つ」「見通しをもつ」とは?
見通しが立つとは、今後どのようになるかの予測ができることを指す表現で、これから起こる物事や行動の連なりを予測する力のことです。
お子さまは、自分がしなければいけないことやこれからの予定などの見通しを立てることが苦手であったり、予定や手順を覚えること・思い出すことが苦手だったりします。
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また、「やらなくてはいけないこと」はわかっていても、優先順位の判断ができずに行動に移すことができないこともあります。
大人よりもどうしても「今」に集中しやすいです。
そのため、見通しが立つ工夫をすることでお子さまが安心して行動することができます。
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教室で取り組んでいること
〇スケジュール表の記入
まず、登校したらスケジュール表を記入します。
学習や遊び、創作活動などその日の予定を先生と一緒に確認していきます。
時計の針をご自身で書くことで、時間を意識することができます。
また、時計を読むのが苦手なお子さまには「長い針が6のところだね」のように針の位置を確認しながら記入していきます。
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〇時計やタイマーの活用
また、視覚的に理解できるようにタイマーを活用することもあります。
このタイマーは残り時間(虹の部分)が減っていくので、残り時間をより視覚的に把握することができます。

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〇事前に予定を伝える
月初めに「今月の創作活動」の内容や日程をお子さまたちが見えるところに、また目の止まりやすいところに掲示しています。
「今月の工作って〇〇なんだね!」「来週の工作が楽しみだね!」などお子さま自身が確認して、職員に伝えてくれることも多いです。
また課外活動では、雨や暑さから急に予定が変更になることもあります。
変更の可能性があることもお便りに記載して把握できるように工夫しています。

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中学生・高校生への支援
中学生や高校生は少しレベルアップして、ご自身でスケジュールを管理する方法を学びます。
溝ノ口教室では、「月間目標シート」という月間カレンダーを利用しています。
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まず月初めに、今月は何を頑張りたいのかなどの目標や今月の予定などを書いて1か月の見通しを持ちます。
教室に登校したらテスト日程や課題の提出日などの予定を再度確認して、本日の学習内容や学習のペースなどを調整します。
月末には振り返りを行い、できたこと・頑張ったことを確認しつつ、できなかったこと・これから頑張りたいことを考えます。

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このようにスケジュールの見える化を行い、自己管理できるように取り組んでいきます。
予定通りに学習が進むこともあれば、思うように進まないこともあります。
その時には振り返りを行って学習量を調整したり、スケジュールの見直しを行なったりしていきます。
余裕をもってスケジュールを組んだり、変更があった時には調整したりする力をつけていきます。
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まとめ
見通しをもたせる工夫は障害特性や個性、ニーズに応じて柔軟に対応することが必要となります。
「できた!」という成功体験はお子さまにとって自信となります。
そのため、「次も頑張ってみよう」とお子さまが感じるようなスモールステップで取り組むことができるように支援していきます。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、
お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、 ご相談ください。
・じっとしているのが苦手
・整理整頓や時間の管理が苦手
・周囲が気になり集中できない
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール溝ノ口教室
【TEL】044-455-5661
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溝ノ口教室の周辺には、高津小学校・東高津小学校・坂戸小学校・久本小学校・下作延小学校・上作延小学校などがあります。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。