「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日のあざみ野教室(放課後等デイサービス)

今日のあざみ野教室(放課後等デイサービス)自分なりの『勉強の仕方』を見つける

自分なりの『勉強の仕方』を見つける

4月から年度がかわり、新しい学年新しい学校など、環境が変化する季節ですね。
あざみ野教室に通うお子さまたちも、新しい生活に期待を膨らませていたり、不安を抱いたりしながら成長していく姿を見せてくれています。

中学生、高校生になると、学校生活の中で避けては通れない定期テストがあります。
教室には、春休み明けの進級テストが待っているお子さまもいらっしゃいます。進学した人も、違う環境での初めての定期テストは緊張するものですよね。

成長するにつれて、『自分で学習をする』ことが大切になってきますが、自分らしい勉強の仕方は、どうやって身に付けるのでしょうか。机に向かう中で、自分なりの勉強方法を身に付けると、より効率よく学習内容を身に付けることができるようになっていきます。

今回のブログでは、さまざまな発達特性の中でも、特に『聴覚優位』『視覚優位』という特徴を強みとして活かすことができる、学習方法のアプローチを紹介していきます。

目で見たことを覚えるのが得意

『視覚優位』と呼ばれる、目で見たことを処理することをより得意とする人の場合は、視覚的に捉える力を活かす工夫を考えることができます。

例えば
・漢字を覚える時、一部のパーツを隠したり、分解したりして覚える
・英単語では、イラストが付いたものを活用する。また、フラッシュカードを活用する
・国語の文章題では、内容を読み取りやすいよう、接続詞を意識して読む
・歴史では時代別、地域別に整理された表を活用したり、自分で作ったりする
・学習する際、周りが散らかっていないか見直し、整理整頓してみる

といった工夫があります。

耳で聞いたことを覚えるのが得意

視覚優位に対し、耳で聞いたことを処理するのが得意なことは『聴覚優位』の特性であるといえます。

この場合には
・英語では、字幕付きの英語の動画を見ることで、単語を音と一緒に覚える
・暗記が必要な科目では、重要な語句や年号を音読する
・替え歌を作ったり、リズムや抑揚をつけて声に出す
・漢字を覚える際には、書き順を数字で声にだしたり、『心』が『亡』くて、『忙しい』など、語呂合わせをする
・学習する時は、静かなところに移動したり、耳栓をするなど、環境を見直してみる

といった工夫を試してみると、自分に合った学習を見つけやすいのではないでしょうか。

小学生の場合でも、
・算数の四則をイメージするために図を描く(視覚)、九九を歌やリズムで覚える(聴覚)
・国語では、イラストを使ったストーリー作り(視覚)や、音読を大切に取り組む(聴覚)
といった取り組みの工夫ができると、楽しく学習を進めることができるかもしれませんね。

おわりに

得意な力によって、同じ科目に取り組む際にも考えられるアプローチに違いがあることが少しでもイメージしていただけたでしょうか。

ひとりひとりが持つ個性が違うように、自分に合った学習方法もそれぞれで違って当然です。
大切なことは、学習をする、という活動を通して、自分の得意な部分を見つける、それを活かして学習方法の幅を広げていく、ということではないかと思います。今回紹介したことは、さまざまな学習方法の一面に過ぎないので、参考にしながら学習方法を工夫し、少しでも、自分なりの方法を見つける助けになればと思います。

教室でも、お子さまの得意な部分を伸ばせるよう、プリントや、補助教材の工夫をしたり、ひとりひとりにあった学習の声かけをしたりするよう努めております。

学生の頃、将来、こんな勉強役に立たないよ、と思いながら取り組んだ学習も、いずれ大きくなった時、資格を取ったり、職に就く際の自分の強みを見つけたりする際に、気づかないうちに活かされているものでもあると思います。今後も、お子さまの成長を後押ししていけるよう励んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。

  • 図形や分数など、概念的な理解が必要な科目が難しい
  • なかなか漢字が定着しない
  • 得意な科目と苦手な科目の間の差が大きい
  • 語彙力が少なく、読解や作文が苦手
  • 周囲が気になり集中できない
  • 集中しすぎて後で疲れてしまう

放課後等デイサービス オレンジスクールあざみ野教室

【TEL】045-532-3738

【MAIL】azamino@orangeschool.jp

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