ぼく「わ」こうえん「え」いきます。~間違いに気付くためには~
こんにちは、オレンジスクール藤沢教室の荒井です。
今年も残りあとわずかになりました。
オレンジスクールのみんなは寒さに負けず、元気一杯に登校しています!
今回は一年生で習う「ひらがなの助詞」について紹介したいと思います。
「は、わ」「を、お」「へ、え」の使い分けはとても難しい内容だと思います。音と表記が違うため、言葉や文字を覚えたばかりのお子さんにとっては混乱してしまうことがあると思います。
例えば・・
- わたし「わ」、りんごがすきです。
- わたし「は」、りんごがすきです。
音だけ聞くと「わ(wa)」となるため、「わ」を選択してしまう可能性があります。
ですが、正しいのは「は」になりますよね。
では、どのように学習していくことが必要でしょうか。
一つとして、繰り返しの練習が大切になります。しかし、ただ淡々と繰り返し練習をするだけでは定着は図れません。お子さんが自主的に取り組める環境やプリントを作っていくことが必要になります。
オレンジスクールでは以下のようなプリントや方法を用いながら練習を行っております。
今回は2つの方法を紹介したいと思います。
穴埋めプリント
選択式のプリントから行っております。
このプリントでは、使い分けの方法を考えながら進めていきます。
例えば・・・
一問目の「くま □ ごはんを食べます」の場合は・・
「くま」という言葉と「ごはんを食べます」という言葉をくっつけることがポイントになります。くっつける働きがあるのは「は」となります。
三問目の「□かめ を ラーメン に いれる」の場合は・・
「□かめ」では言葉の中に□が入っていることがポイントになります。
言葉の中にある時は「わ」となります。
このような見分け方を簡潔に伝えることが理解への一步になります。
この考え方は「お」「を」、「え」「へ」の際にも使うことができます。
また、好きなキャラクターや物、場所が明記されていると取り組みが良くなるお子さんもいらっしゃいます。お子さん一人ひとりに合わせて内容を変えられるのも手作りプリントの良さですよね。
文章を作る
絵から読み取れる内容を実際に文章として書く練習を行います。
作文を書くという練習も兼ねて進めることができるため、最初は助詞の部分が書かれていてもかまいません。「こうやって使うのか!」このような小さな気付きが大切になるのです。
その後は段階を踏んで少しずつ難易度を高めていきます。繰り返し行っていくため、気付いた頃には文章を「書く力」と「助詞の使い方」が身に付いていきます。
今回は数ある中のほんの一部分をご紹介させていただきました。
今後も教材研究を重ね、お子さんの「できる」を伸ばしていきたいと思います。