発達障害ってなに?
こんにちは!オレンジスクール東戸塚教室です。
最近、朝晩の気温の差が激しく、
毎朝布団から出るのが億劫になってくる季節になってきましたね。
風邪やインフルエンザなども流行ってきているようなので、
体調には気を付けて過ごしていただけたらと思います。
「発達障害」ってどんな障害?
近年、よく耳にする「発達障害」とは
どのようなものか、皆さんはご存じでしょうか。
聞いたことはあるけど、どのようなものなのかは分からないという方も多いと思います。
今回は、発達障害についてお話していきます。
発達障害は、脳機能の発達が関係する障害で、
通常低年齢で発現するものとされています。
よく聞くものに、知的障害がありますが、
知的障害は、発達期までに生じた知的発達の遅れによるもので、発達障害とは異なります。
発達障害は主に次の3種類に分けられています。
①広汎性発達障害
②アスペルガー症候群
③注意欠陥多動性障害
それぞれの内容について見ていきましょう。
発達障害:①広汎性発達障害
広汎性発達障害は、コミュニケーション能力や社会性に関する
脳の領域に関係する発達障害の総称です。
自閉症(ASD)(自閉症スペクトラム)やアスペルガー症候群があります。
自閉症には、「言葉の発達の遅れ」、「コミュニケーションの障害」、
「対人関係・社会性の障害」、「パターン化した行動、興味・関心の偏り」などの特徴があります。
アスペルガー症候群は、自閉症のうちの1つのタイプで、
特徴は大体同じなのですが、「言葉の発達の遅れ」がないのが特徴です。
また、障害があるということが分かりにくく、成長とともに不器用さがはっきりしてきます。
発達障害:②注意欠陥多動性障害(ADHD)
「集中できない(不注意)」、「じっとしていられない(多動・多弁)」、
「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などが主な特徴です。
発達障害:③学習障害(LD)
学習障害は、全体的な知的発達に遅れはないものです。
「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論する」など、
特定の能力を学んだり、行ったりすることに困難を示します。
おわりに
発達障害について、なんとなく理解していただけたでしょうか。
しかし、上記にあるような特徴は、あくまで主な特徴であって、
一人ひとり特性は異なります。
一人ひとりの特性を理解し、それに応じて接したり、支援をしていくことが大切です。
もし、身の回りの方が、あてはまると感じ、困っていたら、
市町村の窓口や発達障害支援センターなどに相談に行ってみると、
有力な情報をつかめたり、不安を和らげることが出来るかもしれません。
また、発達障害について理解がある人が増えることで、
多くの人が暮らしやすい社会に近づくと思います。
支援を必要とする人が、適切な支援を利用して、
障害の有無に関わらず、快適に暮らしていける社会であるといいですね。