どちらがいくつ多い(少ない)?
こんにちは、オレンジスクール東戸塚第3教室です。
本日は算数の教材の紹介です。
■「どちらがいくつ多い?(少ない)」の躓き
小学1年生から、算数の文章問題などで「◯の方が△こ多い(少ない)」という答え方をする問題が登場します。
この問題は「〇のほうが多い(少ない)」「△個」と2つの事柄を理解した上で導かなければなりません。
問題の理解や、理解ができても問題の処理の方法が分からない(混乱してしまう)こともあります。
「差」の概念のあいまいさなどもこの問題を難しく感じてしまう要因となります。
例えば「赤玉5個と白玉2個、どちらがいくつ多い?」の問題では、「赤玉」と答えるお子様や、「赤玉が5個多い」と答えるお子様も多くいらっしゃいます。
上記のように「どちらがいくつ多い(少ない)」を考えることが苦手なお子様にはどのようなアプローチができるでしょうか。
今回は2つ紹介します。
■具体物を使って考えよう
「差」の概念があいまいなお子様には具体物を用意し、2つの物(おはじきや、お子様の好きな物)を対応させていき、実際に手を動かしながら問題を考えていく方法があります。
実際に手を動かすことで、数に対する意識を高めながら「差」を考えることができます。
問題文を読んでイメージがわかない場合でも、この方法で考えることで、問題文が示していることを可視化することができます。
■プリントで考えてみよう
具体物を並べる以外にも、プリントを利用しながら「どちらがいくつ多い(少ない)」の練習をすることも可能です。
こちらのプリントは、文章題に入る前段階として、イラストを用いて「どちらがいくつ多い(少ない)」を考える練習をすることができます。
プリント学習では、おはじきのような具体的な段階より少し難易度をあげ、イメージ力を使い、より算数の問題に近づいていきます。
画像のプリントで問題に慣れてきたら、立式することや、自分で答えを書く練習等に移行していけるようにしています。
このように、お子様の苦手に合わせておはじきや、プリント教材を提供できるようにしています。
■最後に
「どちらがいくつ多い(少ない)」は、1問に対して情報量が多く、1年生の算数の中では少々特殊な問題と言えるでしょう。
小学1年生が習う引き算、「残りはいくつ」「違いはいくつ」とは文言が異なり、「差」の概念をより深く理解していなければ解けない問題でもあります。
日常生活の中では2つの物を比較し、取捨選択する場面は多くあります。
その為「どちらがいくつ多い(少ない)」の考えは、具体物を使うこと、小さな数字から考えてみる、イラストで考えるなど、取り組みやすいレベルから始め、その考え方を身につけ、自然と使いこなせるようになっていってもらえればと思います。
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