3ステップで書ける読書感想文
楽しかった夏休みも終わって、お子様達もいつもの学校生活に慣れてきた頃かと思います。
夏休み期間中、お子様達とお話をしていて「早く宿題やらなきゃー。」「宿題大変。」といったお声をよく耳にしました。
中でも、特に読書感想文に苦戦されているお子様が多く「どうやって書けばいいかわからない。」と、皆さん悩まれておられました。
今回は読書感想文について、お話をしていきたいと思います。
読書感想文って、何を書くの?
夏休みの定番の宿題として、よく出される読書感想文ですが、苦手意識を持っているお子様が多くいらっしゃいます。
苦手と感じるのにはいくつか理由があり、下記のようなものが挙げられます。
- 文章の要点を抑えることができない
- 作文を書くことが苦手
- 本の内容を十分に把握できていない
- 自身の意見を言語化できない
また、読書感想文は宿題として出されることが多いものの、学校で書き方を学ぶ機会は少なく、どのように進めれば良いのかわからないため、より苦手と感じる要因となっております。
反対に、書くポイントをおさえることができれば、苦手意識も軽減でき、今までよりも読書感想文を楽に書くことができます。
読書感想文で、書いていただきたいポイントは「本の紹介」「心に残った場面と自身の考え」についてです。
本の紹介をする際は、あらすじだけにならないよう、できるだけ簡潔にまとめてください。
また、本の紹介では、あらすじだけでなく、どうしてその本を読むにことにしたのか、理由も併せて書きましょう。
心に残った場面を書く際には、メモ用紙に自身の考えやどうして印象に残ったかなどを書き出し、書きたいことを簡単にまとめておくと、あらすじと自身の考えをバランスよく構成しやすいです。
本を読んでいて、心を動かされるシーンや感動した箇所にはその場で印をつけておくと、あとで感想文を書く際に、すぐに見返せるのでおすすめです。
書き方の3ステップ
次に感想文の書き方の手順について、ご説明いたします。
1.書きたいことを箇条書きにする
いきなり、作文を書き始めるのは大変難しいです。
1番読み手に伝えたいことや自身の心情の変化や勉強になったことなど、箇条書きで良いので書き出すところから始めてみましょう。
また、書き出す際にはマインドマップを用いて、まとめるのも良いでしょう。
2.文章の構成を3つに分ける
書きたい内容を書き出すことができたら、そのメモを元に文章を並び替えていきましょう。
文章を構成するときは大きく「はじめ・なか・まとめ」に分けて構成すると書きやすいです。
はじめでは、本のあらすじやその本を読みたいと思った理由を説明をします。
なかでは印象に残ったシーンや感動した部分と、ご自身がどのように思ったかを書きます。
まとめでは、読んでみて自分の中で変わったことや自身の生活やこれからにどのように活かしていけるかを書きましょう。
3.読み返す
感想文が書けたら、最初から最後まで読み返してください。
句読点や助詞におかしな点がなかったか見直すことができ、改めて読み返すことで、書き足りなかったことにも気づくことができます。
最後に
どうしても書けない場合には、「あとがき」を読んでみるのも良いでしょう。
「あとがき」には筆者の言いたかったことや本のテーマなどが、まとめとして書かれています。
筆者さんの考えを読んで、改めて本を読み返すと、新たな視点が生まれたりと、大変参考になるのでおすすめです。
読書感想文と聞くと、身構えてしまうお子様も多いと思いますが、読書感想文は正解がありません。
思ったことを自由に書き出すところから、初めてみてください。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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