丸でいっぱいにしよう◎
こんにちは、オレンジスクール東戸塚第3教室です。
今年も残すところわずかとなりました。冬休みを迎えた子どもたちは、宿題に追われながらも、毎日充実した日々を過ごしているように感じます。クリスマスにもらったプレゼントの話、家族や友達と出かけた話、これからもらうお年玉の話…楽しそうな表情でお話されています。
いつもよりもご自宅で学習をする時間が増える長期休業の時期。今回は「丸付け」についてのお話です。
■ 日々の丸付け
学校の宿題や家庭学習など、保護者の方が丸付けをする機会は多くあることだと思います。ここで気を付けなければならないのは、丸付けのやり方一つで子どもたちのモチベーションは大きく変わるという点です。
プリントの答え合わせをする際に、バツ印がつくことを極端に嫌う子がいます。これは発達障害の特性とも関係するところであり、失敗への恐れや完璧主義な面が強く出ていたり、視覚情報が入りやすかったりするところに要因があると考えられます。そういった子に間違えた問題へとバツ印を与えてしまうことは、学習に対してマイナスな印象を与えてしまうことへと繋がるのです。
■ 間違いへの支援
間違った問題に対して、どのような方法が効果的かは、一人ひとり違ってくるところでもあります。けれども、子どもたちが嫌な気持ちにならず学習に取り組むためには、そこに携わる大人たちが気を付ける必要があります。
答えに間違いがあった際に、教室で実際に行っている取り組みの一部をご紹介します。
・「違う」「やり直し」ではなく「惜しい」「見直そう」
否定された気持ちにさせないためには、最初の声かけも重要です。できていないことを伝えるのではなく、できたことを認めること・できるためにはどうすればいいかを伝えていくことで、前向きに受け止めやすくなります。
・バツ印は使わない
プリントにバツ印がついていることは、否定された気持ちに繋がります。特に視覚優位で情報を処理している子どもにとっては、いくら優しい言葉かけをされても、一番に入ってくる情報はプリントに書かれたバツ印になります。
見直しや苦手な問題の把握のためには星のマークなどを代用し、バツ印はなるべく使用しないようにします。
・最後には全部マル印に
間違えた問題の直しを行った後には、丸をつけてあげます。そして最終的には、全ての問題に丸が付いた状態でプリントを終わりにします。そうすることで、認められたという気持ちや、達成感を得ることへと繋がります。
また、大きな花丸にしてあげたり、「がんばったね!」「〇〇がとてもきれいに書けているよ」といった言葉をそえてあげたりすることでも、褒められたという前向きな気持ちを得ることができます。
■ 終わりに
学習とは切っても切り離せない丸付け。答え合わせが嫌なものになるのではなく、答え合わせを通して学習により前向きになれるような支援を行っていきたいと思います。
本年は大変お世話になりました。2023年も子どもたちの笑顔や成長のお手伝いができるように、職員一同真摯に子どもたちと向き合っていきます。
東戸塚第3教室の年末年始の休業期間は2022年12月30日(金)~2023年1月3日(火)です。新年は2023年1月4日(水)9時30分より営業開始となりますのでご了承ください。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
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お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・じっとしているのが苦手
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚第三教室
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東戸塚第三教室の半径2Km以内には、東品濃小学校・川上北小学校・品濃小学校・平戸小学校境木小学校・川上小学校・名瀬小学校・平戸台小学校・秋葉小学校・柏尾小学校があります。
自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
(Y.J)