わり算~目と耳得意を活かした学習法2選~
わり算のつまづきポイント
わり算でつまづくポイントには以下の3つが挙げられます。
- わり算の概念がわからない
- 計算の仕方がわからない
- 九九を覚えていない
お子さまのつまづきポイントを探り、それぞれに合わせてスモールステップで支援をしていくことが必要です。
絵や具体物の操作で概念をつかむ
わり算の概念をつかむために、上のように絵を使ったり、具体物を操作してみます。
職員が実際にオレンジを〇で囲んで見せたり、お子さまにも実際にやってもらうことで「割る=分ける」イメージがつきやすいです。
次でお話する”九九をわり算計算でつかう”意味も、上記の図や具体物をそのままつかい、「同じ数ずつふえる」「同じ数ずつわける」の言葉と操作をセットにすることで説明できます。
計算の仕方を実践①視覚優位な子
実際に九九をつかった計算を実践してみます。
上記のように、わり算の式の下に対応する九九の計算を小さく書きます。そのかけ算を解き、▢に入る数がわかれば、▢の中の数字を上のわり算にあてはめるだけです。
この計算を繰り返すことで、割り算で九九を使う感覚を養うことができます。
また、九九表を使って九九を確認しながら、割り算の商にあたる部分を指で隠すという方法でも同様に割り算と九九のつながりを理解できます。
計算の仕方を実践②聴覚・言語優位な子
聴覚優位で、音で九九を覚えているお子さまであれば、「2かける何は10?」「にしがじゅう、にごじゅう、どっちかな?」というように音(声)にすることで、答えを導き出せるように支援します。その際に、わり算の中の数字に指さしすると、割り算と九九が対応していることがわかりやすいです。
最後に
割り算では、「同じ数ずつわける」がイメージできれば、概念はばっちりです。
計算の部分では、九九をつかうので、九九に抵抗感があるお子さまは無理せず九九表を使うなど、暗算に対するハードルを下げるところから始めていきましょう。
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教室では、お子さまの理解度に合わせて、「できた」という自信を積み重ねられるようなスモールステップの支援を行っております。
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