隠れた“つまずき”を克服しよう!~かけ算の筆算の指導~
こんにちは。オレンジスクール小岩教室です。
今回は、小岩教室での学習指導についてご紹介していきます。
九九はできた!その次は…
2年生でがんばって覚えた九九。
3年生になると、かけ算の筆算の学習が始まります。
この筆算、よくよく考えてみると、色々な要素が含まれているんです。
- 九九を思い出してかけ算の答えを出す
- くりあがりの数があれば たし算する
- かける順番を覚える
- 答えを書く場所を覚える etc.
九九はきちんと定着できているのに、筆算に抵抗があるのは
これが原因かもしれません。
では、この課題を
「見える化」という方法で乗り越えた事例を2つ紹介します。
かける順番がわかるように
1つ目は、筆算の手順を覚えることに
つまずいていた子の事例です。
2ケタ×2ケタ となると、
かけ算をする順番や 答えをかく場所に
混乱してしまう子も出てきます。
このように、色分けされた形で
順番が示されていると、自分で確認しながら
筆算を解いていくことができます。
たし算をスムーズにできるように
2つめは、くりあがりの書き方や
たし算の手順につまずきがあった子の事例です。
かけ算の筆算では、くり上がりの数を足すときに数を一時的に覚え、
頭の中で足さなければならないという箇所があります。
そこで考えたのがこちら。
くりあがりの数を書く場所を赤で示しています。
そして十の位の数をかけた答えは、青に一度メモします。
こうすることで、頭の中でたし算しなくても 「見える化」されたものをたし算すればよく、
計算の手順がより明確になります。
成功体験を重ねていけるように
今回紹介したように、“かけ算でつまずいている”といっても
その原因には 多様さがあることがわかります。
「見える化」することで、苦手だったものも、あっという間に解けるようになります!
子どもたちが「できた!」を実感できるよう、ほんの少しの手助けをしていきたいですね。